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OKAYAMAハレ活プロジェクト!で525円割引クーポンが当選したので、夫婦でスシローに出かけた。福島原発の処理水放出のとばっちりか、『北海道産まるごとホタテ貝柱』で1皿税込み100円をたらふく食べた。クーポンはもう1回分使える。 なお、「ハレ活プロジェクト」のポイントは、毎日の歩数のほか、半田山植物園来園でも獲得することができるが、貯まったポイントに対する商品は最終的に抽選で決定される。これまでに当選したのは、ローソンの商品券300円分と、今回の1000円相当のクーポン【→クーポンはいくつかあるが、スシローの割引券525円分×2を選択】の合計1300円相当となっている。もともと、ウォーキングも半田山植物園入園はポイント目当てではないが、何かしらご褒美が付加されるのはそれなりに励みになる。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! マズロー説の限界とそれに代わるもの(6)「自己実現」とは何か?(2)労働と自己実現 昨日に続いて、2月2日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。引き続き、 ●おばあちゃんになるとフラダンスを踊り始めるのはなぜ? に関連した考察を続行する。 さて昨日の日記でも列挙したように、『自己実現』は、マズローの『欲求5段階説』以外にもさまざまな立場から論じられている。その多くは心理学、経営学などの立場からのものと思われるが、もう1つ、マルクスの自己実現論にも目を向ける必要がある。マルクスは、「本来の労働とは自己実現のためのものであって、賃金を得るためのものではない」と説いた。但し、資本主義のもとでは、生産手段は資本家に独占され、労働者は賃金を得るために働かざるを得ない。こうして、労働は自己実現の場ではなく、資本への苦役になってしまう。 ソ連の崩壊などもあって、今の時代、資本主義体制をぶち壊して共産主義を実現しようと声高に叫ぶ人はごく少数に限られているし、現実にどこかの国で社会主義・共産主義の革命が起こったとしても、その国の人々が労働により自己実現できるという保証は全く無い。むしろそういう国では専制体制が構築され、国民は支配者が掲げた生産目標の達成のために、資本主義社会以上に過酷な労働を強いられることになるだろう。 しかし、だからといってマルクス主義が100%間違っていたとは断言できない。「本来、労働は自己実現」という考え方自体は正しく、それが資本主義の発達、もしくは産業革命以降の機械化による賃金労働化の中で「疎外」をもたらしたというのは、ヒトの進化の歴史を考えるとその通りではないかという気もする。ヒトは、狩猟・採集、そして農耕、道具作りといった、個人やその家族が生き延びるために必要な行動を行うことで存続してきた。そういった基本的な労働が生きがいをもたらさないと考えるのは進化の基本原理に反しているようにも思われる。 2月4日の日記でも引用したが、今の日本では、シニア世代は、自己実現を追求するために趣味を始めたり社会活動に参加することで、自分の成長や生きがいを実感できる場を模索しているという。ある調査【『高齢者の趣味の種類および数と認知症発症:JAGES 6年縦断研究』、日本公衆衛生雑誌】によれば、男女の趣味は多い順に、
しかし、考えてみれば、もともと現役時代の本業の中で自己実現ができている人であれば、むしろ生涯現役を続ければよく、わざわざ現役を退いて、趣味三昧に興じなくても良さそうだ。もちろんそういう生涯現役で一生を終える人もいるが、多くの人は、
という2段階を想定し、老後になってからやっと自己実現の場が獲得できると考えておられるようである。 ま、いろいろ述べてきたが、資本主義社会の中でも「労働そのものが自己実現」とすることは不可能ではないかもしれない。例えば、
次回に続く。 |