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半田山植物園で見かけた蟻の巣。レンガの隙間に出入口があり、小型のアリが行き来していた。大きすぎる獲物は入口で解体し、必要部分だけを運び入れているようだ。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「音響信号機の鳥の鳴き声と、乙女の祈りと、盲導犬ロボット」 6月7日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
横断歩道で聞こえる鳥の声について、放送では、「東西南北が分かりやすいから」が正解であると説明された。現在の音の出る信号機の開発に携わった田内雅規さん(岡山県立大学)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
なお、補足説明として、メロディー式信号機の新規の設置は2003年に取りやめになったが、それ以前に取り付けられたものが残っている所もあるという。 ここからは私の感想・考察になるが、私が住んでいる街中では、岡大西門交差点に音響信号機が取り付けられている。この信号機からは「カッコウ、カッコウ、ピヨ、ピヨピヨ」が繰り返されており、そういうものなのかと思ってあまり気にはならなかったが、その後、この交差点がスクランブル交差点であるために、2種の鳴き声が繰り返されているということが分かった。 その後、出張先などで音響信号機に関心を持つようになり、2014年7月の日記には、青森県弘前市や青森市を訪れた時の記録があった。その後どうなったのかと思い検索したところ、 ●【青森県限定】壮大な音楽が流れる信号機〜メロディー式音響装置 乙女の祈り〜 という動画で、5年前(2019年?)の時点ではメロディーが流されており音質の良いものも確認できた。 これまで鳥の鳴き声でもメロディーでも効果は同じだと思っていたが、今回の放送を通じて、鳥の鳴き声のほうが有用な情報源になりうるということが理解できた。 もっとも私自身はもともと静寂を好む傾向がある。夫婦で車に乗る時は、妻の要望によりラジオやCDの曲を流しているが、1人で車を運転する時はスイッチを切っている。「乙女の祈り」は私の好きなピアノ曲でもあり、かつては電子ピアノで練習したこともあった。ということで上掲の青森県の交差点で乙女の祈りが流れても騒々しさを感じることはない。ちなみに妻の実家のある北九州では、ゴミ収集車が乙女の祈りを流しながら街中を走っている。 ●北九州市の清掃車 もし青森市のゴミ収集車が乙女の祈りを流しながら走っていたとすると、視覚障害の横断者は混乱するだろう。 次にBingに海外の事例について尋ねたところ、 台湾では、スマート信号システムが視覚障害者の命を守るために開発されています。という事例が紹介された。 上にも述べたが、私自身はとにかく静寂な環境を好む。もし何らかの事情で引っ越しを余儀なくされたとしても、音響信号機が目の前にあるような住宅には絶対に住みたくない。もちろん、視覚障害者への配慮は必要であり、999人の健聴者にとっては騒音であっても、残る1人の視覚障害者がそれを必要としているのであれば音響信号機を残す必要はあると思う。 もっとも車の自動運転さえ可能になった今の時代、街中で大音響の鳥の鳴き声やメロディーなどを流さなくても、当事者だけに聞こえる音声ガイドがあればそのほうが役に立つはずだ。上記の台湾の例では、当事者だけでなく、自動車やバスの運転手にも注意を促す通知がなされるということで、かなりの安全性が保たれるはず。生身の盲導犬の訓練に限界があることを考えると、盲導犬ロボットの開発も期待される。 次回に続く。 |