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【連載】チコちゃんに叱られる! 「ガスコンロや蝋燭の炎と星の色」 昨日に続いて、7月5日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
この疑問について、私は単純に「星と同じように温度の高い炎は青く見えるから」だと思っていた。これでも必ずしも間違いとは言えないが、放送の中で説明されたように、「燃焼」と「星の光」は全く別の物理化学現象であり、それぞれにおいて、どういう条件でどういう仕組みで青く見えたり赤く見えたりするのかを説明する必要があることが分かった。 まず、川村康文さん(東京理科大学)&ナレーションによる説明は以下の通り【要約・改変あり】。
しかし、太陽が黄色やオレンジに見えるのは不完全燃焼だからではない。井田茂さん(東京工業大学)&ナレーションによる説明は以下の通り【要約・改変あり】。
なお、じっさいの太陽の色は黄色やオレンジではなく、いろいろな波長の光を含んだ白色ではないかと思われる。といっても白色の画用紙には太陽を白色で描くことはできない。けっきょく肉眼でも何とか輪郭が見える日の出や日没時の色を描いていることになるのだと思う。なお「日の丸」が赤い理由については、 ●【ゆっくり解説】日本国旗「日の丸」はどういう意味なのか?太陽=赤なのはなぜ?を解説 に解説がある。 |