Copyright(C)長谷川芳典 |
※クリックで全体表示。 |
車を運転中、道路の右端から中央部に突きだしている信号機が左から青・黄・赤の順番に並んでいるのが見えた。こちらの解説にあるように、車が左側通行となっている日本では、
これは信号機で重要な色の赤を道路の端から中央寄りに置くことで、ドライバーに見やすくするのが主な目的です。一般的にはドライバーが右側に座っているので、赤信号も右側にあったほうがより注意を促しやすくなります。もし街路樹の枝が伸びて信号機にかかり灯火が見づらくなっても、赤信号の右側は影響されにくい場所でもあります。という理由で赤信号は右側に配置されている。 しかし、写真のように信号機が道路の右側から中央部に突き出して設置されている場合は赤信号はかえって見えにくくなってしまう。といって、左右を逆にするといろいろな混乱が起こりそうだ。 なお、私が知っている限りでは、外国の交通信号は殆どの国がタテ型を採用しており一番上が赤になっている。ヨコ型を見かけるのは中国の一部の地域だけであり、左から赤・黄・青の配列になっている。 [※]翌日、市内を運転中に気づいたことだが、国道の信号機は道路の左端に設置されている場合が多いのに対して、片側2車線の県道は右端にも設置されている箇所が多いという印象を受けた。もっとも国道と県道の違いは、単に交差点の数(県道のほうが多い?)ことによるのかもしれない。 |
【連載】あしたが変わるトリセツショー『がん対策』(2)検診を受けない理由 昨日に続いて、10月17日(木)に初回放送された、 ●がん対策 についてのメモと感想。今回から放送内容に入る。 放送はまず、村重さんと森田さんが対談中、突然、警報(←火災警報?)が鳴り出すという場面から始まった。警報が止まないにもかかわらず、2人とも席を立って逃げだそうとはしなかった。これと同じ心理ががんについても働いているという。つまり、人間は、危険が迫っていても「自分だけは大丈夫」と楽観的に考えてしまう心理がある。 がんは日本人の死因の第1位となっており。いまや2人に1人がかかる病気になっている。但し早期に発見すれば90%以上は治る【5年相対生存率】。しかし、検診を受ける人は殆どの自治体では半分以下であるという。 国が推奨する検診は以下の5つだが、対象者や受診間隔は自治体によって異なる場合がある。
このほか、大腸がんの検査は上掲では便潜血検査が推奨されているが、潜血検査で陽性と判定された時にはすでにがんが進行している場合があり、小さなポリーブを見つけるためにも内視鏡検査のほうが望ましいように思われる。あと、腫瘍マーカーの検査というのもあり、私も現役時代には5000円ほど払って受けていたが、のちに、この検査の数値が正常範囲であったとしても必ずしも安心はできないと聞いている。 放送内容に戻るが、初期の段階(ステージ1)で見つければ90%が治るとされているのに、なぜ検診を受けようとしないのか? 『令和5年がん政策に関する世論調査』(内閣府)によれば、その理由としては、
ここでいったん私の感想・考察を述べさせていただく。 まず、いま挙げられた理由について、トリセツでは、 ●「自分は大丈夫」。人間には危険が迫っていても楽観的に考えてしまう不思議な性質があります。こうした人間心理ががんの早期発見を阻んでいるのです。 と説明されていたが、挙げられた理由は必ずしも「自分は大丈夫」という心理とは一致していないようにも見受けられた。 ちなみに上掲の「検診を受けない理由」5点であるが、私の知っている範囲でコメントさせていただくと、
調査として挙げられていた「検査を受けない理由」はあくまで対象者自身が考えていた言語的報告であって、本当の原因は別にあるかもしれない。つまり、当人が気づいていない原因が別にあるかもしれない。例えば、
いずれにせよ、本人が挙げた理由だけが検査を受けない原因になっているとは限らない。この部分をしっかり見極めないと検診率の向上には結びつかないと思われるが、今回の番組企画は果たして成功するだろうか? 次回に続く。 |