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11月18日の朝はよく晴れて、北西の空に月齢16.4の月と木星が輝いていた。月がずいぶんと北寄りに見えていたが、岡山のこの日の月の入りの方位は305.0°で、北西の方位315°に近い。日没の方位が最も北になるのは夏至の前後の299.6°で、太陽が300°より北に沈むことはない。なお今回、月の赤緯が最北となるのは18日の19時19分。 |
【連載】あしたが変わるトリセツショー『がん対策』(12)ナッジの応用(5)厚労省公開資料からナッジを学ぶ(2)ナッジの特徴、選択の自由 11月15日の続き。放送内容に関連した話題として、ネット上で公開されている、 ●溝田友里(2021).ナッジ理論等の行動科学を活用した健康づくりの手法についてー具体的事例を交えてー というパワーポイント・スライドをもとに、ナッジとは何か?を読み取っていきたいと思う。 さて、11月14日の日記に記したように、溝田さんたちが行ったがん検診受診勧奨は、多くの自治体での受診率向上をもたらした。スライドでは、なぜ受診率を伸ばせたのかについて、単に「大切さを理解してもらう」といった個人の努力に委ねることには限界があることを指摘(かつリテラシーによる差の拡大も懸念される)、それに代えて、 ●「行動を選択しやすい環境をつくる」→「教育的アプローチから環境的アプローチへ」 というナッジやソーシャルマーケティングなどの新しい手法を組み合わせた、新たな行動科学的アプローチが提案されていた。この発想自体は、行動分析学と共通する点が多いが、「行動分析」という言葉が出ていないのはまことに残念。この種の社会問題に取り組む応用行動分析者が少ないため、もしくは行動分析側からの実績のアピールが不足しているためではないかと思われる。 スライド(13頁〜)では続いて『明日から使えるナッジ理論』が解説されていた。画面の文字が小さくて判読できないところもあったが、
ここで少しだけ感想を述べさせていただくが、「選択の自由」については、
次回に続く。 |