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注文していた『天文年鑑2025』を岡大生協ブックショップで購入した。諸物価が高騰している中、昨年と同じ1364円+税=1500円となった。 昨年12月16日にも記したように、『天文年鑑』は1963年以来毎年購入している。今回が63冊目。昨年も記したが、この1年間に印刷媒体の本として購入したのはこの1冊のみ。 表紙は2年連続で彗星の写真となっていた。2024年版は『西村彗星』。2025年版は『紫金山・アトラス彗星』。紫金山・アトラス彗星は10月13日には肉眼でも確認することができた(10月14日の日記参照)。 ところで私が子どもの頃は、恒星図は1950年分点となっていた。その後21世紀が近づいた頃からは2000年分点に変更された。来年あたりからはそろそろ2050年分点に変更されるはずだと思ったが今のところまだ動きはないようだ。天文年鑑2025をざっとめくってみた限りでは、各惑星の記事のところには2050年分点ではなく「2000.0分点への補正値」が掲載されていた。Copilotに尋ねたところ以下のような回答をいただいた。 ●恒星図の分点変更についての具体的な日付はまだ発表されていないようです。2050年分点に変更されるのは確実ですが、その時期については今後の国際天文学連合(IAU)の決定次第です。 ま、分点をどうするのかは人間の都合であり、実際の夜空は歳差の影響で、赤道付近では毎年50″ほど異なって見えているという。毎年の差はごく僅かだが、人生70+α年も生きていれば、月の直径の2倍程度はズレて見えるはずだ【←春分の瞬間の天の赤道付近の星の見え方】。 なお、月齢を大ざっぱに推定する計算法に必要なマジックナンバーは、2024年が「17」だったので2025年はこれに11を足して「28」になるが、「マイナス2」としたほうが覚えやすいだろう。
となり±1の範囲に収まっている。 |
【連載】ヒューマニエンス 「“不安” ヒトが“自らつくった”進化のカギ」(11)共感と不安と孤独 昨日に続いて、11月25日にNHK-BSで再放送【初回放送は6月1日】された、NHK『ヒューマニエンス』、 ●「“不安” ヒトが“自らつくった”進化のカギ」 についてのメモと感想。 放送では、マカクザルを使った雨森賢一さん(京都大学)の実験紹介に続いて、ご本人がスタジオに登場された。【以下、要約・改変あり】。
もっとも昨日も指摘したように、放送で紹介された雨森さんの実験研究、あるいは関連研究として紹介されたRudebeckたちの2006年発表の研究は、マカクザルが ●罰と報酬の葛藤状態に置かれたサルは、前帯状皮質を刺激されると罰に対して弱気になる。前帯状皮質を除去されたサルは、他のサルの威嚇や性的刺激に無頓着になりエサだけに興味を示すようになる。 というだけであって、ヒトとサルの比較は行われていない。他者に対する思いやりとか、不安が社会形成の基盤になっているという主張は、ここまでの放送内容だけからは、唐突で飛躍があるのではないかという印象を拭いきることができなかった。 ところで、上掲の説を拝聴した限りでは、不安と共感は常に連携しながら弱気・強気のバランスをとっていると考えられているようだが、であるとすると共感性に乏しい人はどうなるのだろうか? もちろん、「共感性に乏しい」と言っても、
一人(孤独)が好きで友達が少ない人は実は…【ゆっくり解説】 という解説動画を拝聴したが、何も対人交流が多ければ多いほど共感性が高いというわけではない。リンク先では「量より質」と言っていたが、別段友だちがゼロでも挙げられていたような孤独のメリットは活かせると思う。 次回に続く。 |