じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 1月27日から2月10日まで、半田山植物園の展示ホールで『みんなの写真展』が開催されている【休園日を除く】。展示作品はいずれも力作だが、応募者・作品数が少ないのが難点。かくいう私も、園内でたくさんの写真を撮っているものの、面倒な手続を経て応募するのは面倒、Web上で公開すれば充分という考えから一度も応募したことがない。

 なお、この写真展は園内ウォーキングのあと、毎日観賞している。そのわけは、赤い円内にある。

2025年01月31日(金)




【小さな話題】2025年1月の「じぶん更新」を点検する:「右肩上がりの成長」から「日々の充実」へ

 毎月の月末、もしくは翌月1日に「○○年○月の『じぶん更新』を点検する」という記事を執筆してきたが、この1年ほどはサボることが多くなってしまった。じっさい過去日記を調べたところ、前回この話題を取り上げたのは昨年10月末であることが分かった。

 もっとも若い頃とは違って、右肩上がりの成長を目ざすような「じぶん更新」は困難になりつつある。現在の私にとっての「じぶん更新」とは、「賃貸契約の更新」や「免許証の更新」と同じような意味。つまり「きのうの自分」と同じ契約条件を「きょう」も更新できればそれで充分であるという考えである。もちろん毎日同じことを繰り返しているわけでもない。それぞれの日が充実していることがその日の「じぶん更新」ということになるかと思う。

 このような考えは結局「いまを生きる」ということにつながる。「過去の回想」とか「将来の夢」はあまり意識せず、日々の充実を重視。例えば、いま楽天版に2002年8月に訪れた中国・東チベットのアルバムを掲載しているが、その主目的は当時の回想ではない。
  • ハードディスクに保存されていた当時の写真ファイルを取り出し
  • 『PhotoZoom Pro 8』などのアプリで拡大・高精細化し【←あまりうまくできていないが】
  • 説明を加えて公開する
という一連の作業により、同じ場所をいま再び訪れているという感覚を呼び戻すことができるからそのために時間をかけているのである。

 このところずっと教養・雑学系のテレビ番組についての感想・考察を述べる記事が増えているが【こちらのリスト参照】、じつは数ヶ月も経てば、過去に書いた内容は殆ど忘れてしまっている。チコちゃんの番組で新しく知ったや発展的に考えたことなどもたいがいは数ヶ月経てば忘れてしまう。なのでその内容をWeb日記に書いたからといって、「知識が更新された」ことには必ずしもならない。では何のために日記に書くのかと言えば、毎朝の1時間とか2時間をかけて放送内容を正確に聞き取ったり関連テーマを自力で調べたりするというその行動自体が「いま」を充実させてくれるからに他ならない。極端なことを言えば、例えば「なんでドーナツにアナがあいているのか」ということを10月30日の日記に記し、その後日記に書いたことをすっかり忘れてしまって、11月10日の日記に同じことを書いたとしても、それぞれの日において充実していればそれでよい、ということだ。

 なお、ここまで書いたことはあくまで隠居人的人生としてのライフスタイルである。若者はもちろん、定年退職を迎える前の50歳代、60歳代の人たちはやはり、右肩上がりの成長を目ざしてほしいと思う。




ということで前置きが長くなったが、2025年1月のWeb日記の振り返りを以下に記す。
  • 初詣の三社参り
    私は根っからの無宗教だが、日々の生活を充実させる一環として、年中行事はできるだけ重視していきたいと考えている。初詣のあとも、節分、七夕、お月見、クリスマスなどなど。


  • NHK『映像の世紀バタフライエフェクト 戦後日本の設計者 3人の宰相』(1)戦後と明治初期についての「昔」感覚/3人の宰相は吉田、岸、田中か?
     当該日記にも書いたが、私自身の時代感覚は「江戸時代は昔、戦後は最近の時代」。しかし今の若者にとっては、1945年の戦後は、1952年に生まれた私から見た明治初期と同じくらいに昔の時代ということになるというのだから恐ろしいものだ。
     放送では、吉田茂、岸信介、田中角栄の3人が戦後日本の設計者として選ばれていた【以下敬称略】。それぞれ話題性のある人生を歩まれたという点ではTop3と言えるかもしれないが、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人ほどには日本を変えていない。といって、佐藤栄作、小泉純一郎、安倍晋三らが、Top3に入れ替わって入れるかというとそれほどでもない。
     ま、2025年1月時点での政治情勢を見ると、日本ではそれなりに議会制民主主義が定着しており、独裁者1人の力で何かが変わるということはなく、そのぶん個人の貢献度が分かりにくくなっているようにも思う。また、少数与党になっても、野党はそれなりに建設的な方向で協議に応じている。大統領に選ばれた人が次々と逮捕されたり自殺するといったお隣の韓国に比べれば、議会制民主主義が成熟していると言えないこともない。といってもこの先、多くの先進国で自国第一主義が台頭していくと日本がどうなるのか、分からないところもある。


  • NHK『ダークサイドミステリー 神秘の古代ミステリー 徹底検証!日本・ユダヤ同祖論(1)日本とイスラエルの共通性は偶然の一致か?
    日々科学が発展しているとはいえ、SNSが普及していく中では逆に、科学的な根拠に基づかないトンデモ理論が広まる可能性が高まっている。そういう意味では、批判的リテラシーを高めるとともに、常に多様なモノの見方を重視、また何らかの背景があればこそトンデモ理論が広まるのだという点にしっかりと目を向ける必要がある。


  • 平仮名で書くと植物の名前が隠れている都道府県は?
    今回いろいろ調べた中で『マナ』という植物名、『サキ』という動物名があることを初めて知った。


  • 大相撲初場所で気づいた点とオープンカーに乗っていた謎の人物
    オープンカーに乗っていた謎の人物についてはその後正体が判明した。大相撲に関しては、豊昇龍はもちろんだが、琴櫻や大の里の横綱昇進、大栄翔、霧島、大波兄弟らの大関昇進のほか、尊富士、王鵬、金峰山の活躍に期待したい。


 2025年もあっという間に1か月が過ぎてしまった。健康寿命があと5年だったとしても、ボーッとしていると、5か月程度の長さで終わってしまいそうだ。健康寿命を延ばすことも必要ではあるが、物理的には同じ時間の長さであっても、日々の充実の度合いによって2倍にも3倍にも延ばせるし、逆に半分にも1/3にも縮まってしまうことにもなりそう。