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じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 津山線の車内で見かけた面白掲示。
  1. 一般的禁止事項
    • 車内でタバコを吸う
    • 混雑した車内で座席や通路にカバン ・荷物等を置く
    • 大声でさわぐ
    • 通路に座ったり、座席から足を投げ出して通路をふさぐ
    • その他、車内において秩序を乱す
  2. 運転席に関するお断り
    • 乗務員が写り込む可能性がある撮影は、 お断りする場合があります。
      Photography that may include train crew members may be declined.
    • 天候状況により、乗務員が保護メガネを使用する場合があります。
      The train crew may use safety glasses, depending on weather.condition.
    • 緊急時の連絡や運行情報を確認するために、 乗務員が業務用携帯電話を使用する場合があります。
      The train crew may use mobile phones to make emergency calls or confirm train traffic conditions.

 一般的禁止事項は仰せの通りではあるが、わざわざ掲示する必要があるのかどうか疑問。例えば「全裸になって裸踊りをする」、「通路に糞尿を垂れ流す」、「通路で大の字になって寝る」なども禁止事項になるはずだが、わざわざ掲示しなくてもそういう行為をする人は居ない。というか、仮に迷惑行為をする人が居ても、そういう禁止事項の掲示を無視するので抑止効果があるかどうか疑問。
 「運転席に関するお断り」については、運転士がサングラスをかけたり業務用携帯電話を使ったりしても別段構わないしそんなことを観察している人は居ないと思われる。おそらく「運転士がサングラスをかけるとヤクザみたいだ」とか「運転中にスマホを使っていてケシカラン」といった苦情を防ぐために掲示したものと思われるが、わざわざ掲示する必要があるかどうか疑問。

2026年2月14日(土)



【連載】チコちゃんに叱られる! マフラーのフリンジの起源
 昨日の続き。1月23日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
  1. ハイタッチをするようになったのはなぜ?
  2. マフラーの端っこがヒラヒラなのはなぜ?
  3. 「毒」といえば紫色なのはなぜ?
という3つの話題のうち2.について考察する。

 放送では「神が『ヒラヒラをつけろ!』と命じたから」が正解であると説明された。お馴染みの辻元よしふみさん(服飾史研究家)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
  1. 今の欧米ではマフラーは車の消音器のことをいう。日本でいうマフラーはスカーフと呼ぶ。
  2. 日本のマフラーは古いイギリス英語が入ってきたから。15世紀頃、顔を隠すベールのことを『マフラー』と呼んでおりその言葉が「首を巻く布=マフラー」という意味にも使われた。
  3. マフラーの端っこのヒラヒラは正式には『フリンジ』という。フリンジは約5000年前のメソポタミア文明の時代に手織りの布のほつれ止めとして生まれた。但し首を巻くものではなかった。
  4. マフラーの起源は約2000年前の古代ローマ時代に兵士が首に巻いていたフォーカーレ。着用の目的は、防寒、汗ふき、兜のこすれ防止。但しヒラヒラはついていなかった。
  5. 『旧約聖書 民数記15章』には、「衣服の四隅に房を作り、その四隅に青いより糸を付けさせなさい。」という記述があり、その教えを受けて四隅にヒラヒラをつけたのが『タリート』と呼ばれる肩掛け。ユダヤ教の男性はいまでも礼拝の際にタリートをつけている。
  6. 旧約聖書では衣服の四隅にヒラヒラをつけろと記されているが、古代ローマに占領されて迫害を受けたため、ふだんはヒラヒラの無い服を着用し、礼拝など必要な時にヒラヒラのあるタリートをつけるようになった。
  7. タリートのヒラヒラはその後オシャレの対象になり他の民族にも広まっていった。
  8. ヒラヒラが世界中に広まったきっかけを作ったのはナポレオン。カシミアショールは16世紀にインドで成立しエジプトにも広まった。1798年からエジプトを攻めていたナポレオンが大量に持ち帰った。
  9. 当時のフランス貴婦人はファッション重視で薄着だったため、寒さをしのぐカシミヤショールが重宝された。そして世界中の上流階級に広まった。
  10. クリミア戦争(1853-1856)では、クリミアが寒い所だったため、安い素材で作られたヒラヒラつきのマフラーが兵士に支給された。
  11. 第2次世界大戦まではマフラー=軍用のイメージが強かったが、戦後に女性用のおしゃれなマフラーも作られて定着した。
  12. エルヴィス・プレスリーがフリンジをつけた理由は動きを大きく見せるため。


 ここからは私の感想・考察を述べるが、私自身はマフラーをつける習慣が無い。岡山の寒さ程度ではマフラーをつけるほどのことはないと思う。

 マフラーで思い出すのは『冬ソナ』。ラストシーンを除けばほとんど真冬の時期だったため各所でマフラーがつけられていた。

 岐阜駅前にある織田信長像がマフラーを付けていたような記憶があったがリンク先を見ると、つけていたのはマフラーではなくマントだった。

 ロングマフラーは交通事故の原因にもなるので注意が必要。ネットで検索したところ、ロングマフラーによる悲劇再び---バイク運転の女性が意識不明の重体という記事があった。

 今回の話題については、旧約聖書の教えがそのまま現代に踏襲されているとは考えにくい。現代のファッションはあくまで「いま売れている」からそういうデザインになっているだけのことであって、フリンジ無しのほうが人気が出ればそのように変化していくだけのことかと思う。


 次回に続く。