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じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 1月5日の日記で、普通郵便の束に埋もれていた『本人限定受取郵便物等(特伝型)』に気づかなかったため(かつ、クレカは書留便で配達されるものだと思い込んでいたため)期限内に受け取れなかったと記した。
 これにより、カード会社から再送付してもらうことになったのだが、『本人限定受取郵便物等(特伝型)』に応答しなかったことで法令を厳格に守るという趣旨で、本人確認の書類をさらに2点送らなければならなくなった。
 ということで1月初めに運転免許証とパスポートのコピーを郵送したのだが、その後も再配達が行われなかったので電話で問い合わせたところ、パスポートのコピーは顔写真の頁のほか住所記入欄のコピーが必須でありそれが同封されていなかったので不備とされていたことが判明した。パスポートの住所記入欄というのは単に落とし物をしてしまった時の連絡先のメモのようなものであり現住所の証明にはならないのではと思ったが、言われる通りにしたところ、2月12日になって、ようやくカードが送られてきた。但し今回は『本人限定受取郵便物等(特伝型)』ではなく書留便だった。最初から書留便で送ってくれていればこんなに待たされずに済んだものを。

 なお、カードの入会日は昨年11月29日のままになっていたので、「ご入会1ヶ月間はガソリン5%引き」はとうの昔に過ぎていた。

 申し込みからカード受け取りまで2ヶ月半もかかった原因は私自身のミスによるものではあるが、居直って言えば、サービス産業において顧客がミスをするのは説明が足りないからであり、事業者は予め顧客がどのようなミスをするのかを想定し迅速な対応策を準備しておくべきであると思う。今回のケースで言えば、クレカを『本人限定受取郵便物等(特伝型)』で送るとはどういうことなのか、もっと分かりやすい説明が欲しかった。また申込時にガソリンスタンドで免許証による本人確認を行っているにもかかわらず、再度そのコピーを求めたり、証明価値のないパスポートの住所記入欄のコピーを求めるというのは、杓子定規すぎる対応(=法令等では2種類以上の書類で住所確認が義務づけられているらしい)であるように思う。そもそも私以外の誰かがなりすましで私の名義のクレカを入手しようとしても、ガソリンスタンドの受付段階ではねられてしまうはずではないか。

2026年2月13日(金)



【連載】チコちゃんに叱られる! ハイタッチの由来/ハイタッチでオキシトシン?

 旅行のためすっかり遅くなってしまったが、1月23日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
  1. ハイタッチをするようになったのはなぜ?
  2. マフラーの端っこがヒラヒラなのはなぜ?
  3. 「毒」といえば紫色なのはなぜ?
という3つの話題が取り上げられた。本日はこのうちの1.について考察する。

 放送では「ドジャースのダスティ・ベイカー選手がどうしていいのかわからず思わず手を合わせてしまったから」が正解であると説明された。野球の歴史に詳しい鈴村裕輔さん(名城大学)&ナレーションによる解説は以下の通り。
  1. ハイタッチは和製英語で欧米ではハイファイブと呼ばれる。
  2. 1977年10月2日、ドジャースvsアストロズの試合で、ドジャースのダスティ・ベイカー選手がホームランを打ったところ、を次のバッターのグレン・バーク選手が右手を高くかかげて出迎えた。ベイカー選手は一瞬戸惑ったが、思わず手を合わせた。
  3. のちにベイカー選手は、「バークは手を空中に挙げ思い切り体をのけぞらせていたんだ。だから俺は手を伸ばして彼の手を叩いたんだ。そうしないといけないように思ったからね。」と語っている。
  4. ベイカー選手は3日後の試合でもホームランを放ち今度はバーク選手に意図的に手を合わせた。その写真が翌日の現地の新聞の一面を飾り大変な話題となった。
  5. 当初このパフォーマンスには名前はなかったが、5本指を高い位置で合わせることからハイファイブと呼ばれるようになった。
  6. 翌シーズンにはドジャースの祝福パフォーマンスとして行われるようになり他球団もマネて野球界に広まった。
  7. 1980年、ドジャースはハイファイブをモチーフにしたTシャツを販売。これにより野球ファン以外にも広まった。現在もハイファイブはドジャースの祝福パフォーマンスとなっている。
  8. 日本でハイタッチと呼ばれる理由はわかっていない。日本で初めてハイタッチが辞書に乗ったのは2005年。『コンサイスカタカナ語辞典第3版』に「スポーツ選手などがチームメートと喜びを表すために,頭上で手を』打ち合わせること.」という語釈が掲載されている。【なお、現在では『大辞泉』、『新明解』、『三省堂国語辞典』にも同様の語釈が掲載されている。】
 さて、肌と肌の触れあいによる心身の変化を長年研究している山口創さん(桜美林大学)教授によると、ハイタッチをすると脳内で幸せホルモンと呼ばるオキシトシンが分泌される。カリフォルニア大学が2008年、NBAの調査の結果、ハイタッチを含む選手同士のスキンシップが多いチームほど好成績を収めることが判明した。

 放送ではこれを検証するため、大学のバスケットボール選手5人を対象に以下のような実験を行った。
  1. 大学生5人の選手(うち1名は芸人)に5本ずつフリースローをしてもらい、ハイタッチありと無しの条件で成功率を比較。
  2. 唾液に含まれるストレスホルモンのコルチゾールの量を測定。幸せホルモンのオキシトシンが増えればストレスホルモンのコルチゾールは減る【オキシトシンは計測に数週間かかるため、今回は約15分で測定可能なコルチゾールを使用】
  3. 5人の平常時のコルチゾール量それぞれは、31、39、23、27、16だった。
  4. ハイタッチ無しのシュートを5回行ったときの成功率はそれぞれ、4/5、3/5、1/5、4/5、であった。
  5. コルチゾールの量はそれぞれ40、40、34、39。32であり全員が増加した。
  6. 次にハイタッチありのフリースローを行ったところ、成功率はそれぞれ3/5、1/5、1/5、3/5、2/5となり、5人中3人がハイタッチ後には成功率を落としていた。またコルチゾールの量はそれぞれ26、29、27、35、24となりハイタッチあり条件のほうがコルチゾールの量が減っていた。
  7. ということでハイタッチは、リラックスを促進したが、パフォーマンス向上(=成功率増加)には繋がらなかった。
  8. 【補足説明】ハイタッチはオキシトシンのほかドーパミンの分泌も促進する。ドーパミンには、やる気・集中力を高める効果があるので、ハイタッチを積極的に行うように指導する場合もある。


 ここからは私の感想・考察を述べる。
 まず前半で取り上げたハイタッチの由来だが、1977年と言えば私が大学院生の頃である。それ以前に全く行われていないというのは意外だった。それ以前にも女子バレーボールの選手たちがやっていたような気がするのだが何とも言えない。

 後半の「実証実験」のほうはまことにお粗末であった。サンプルが少ないことも問題だが、放送されたやり方では、
  1. 「ハイタッチ無し条件→ハイタッチあり条件」という順序の効果が影響する可能性がある。逆の「ハイタッチあり条件→ハイタッチ無し条件」も合わせて行う必要がある。
  2. フリースローの成否は微妙な技によって決まってくる。オキシトシンが増えたからといって成功率が上がるという保証はない。
 コルチゾールの量を測定する実験は、

2025年2月17日失恋すると海が見たくなるのはお母さんのおなかの中、つまり胎内に似ているから

あるいは、

2025年6月27日ユニフォームの色の違いで判定結果に差が出る【←関連研究として赤・青のユニフォームを着た時のコルチゾールの量】

などがあったと思うが、チコちゃんの番組でデモ実験として行われる場合は、胡散臭いものも多い。

 次回に続く。