じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【連載】チコちゃんに叱られる! ドラクエの影響を誇大視した「毒=紫」伝説 昨日の続き。1月23日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
放送では「『ドラクエ』が毒の沼地を紫色にしたから」が正解であると説明された。 しかしそもそもこの疑問の前提である「毒と言えば紫」にちゃんとした根拠があるのかどうか、かなり疑わしいように思われた。「毒と言えば何色のイメージ?」という質問に対して、
ということでそもそも疑問自体が疑わしいように思えるのだが、大人気ゲーム『ゼビウス』の生みの親の遠藤雅伸さん(東京工芸大学客員教授)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
ここからは私の感想・考察になるが、冒頭でも述べた通りで、この疑問はそもそも根拠となるデータが乏しい。仮にドラクエが「毒=紫」という印象形成をもたらしたとしても、その影響を受けた人たちは限定的であると考えられる。私自身は1992年に発売された『ドラクエⅤ』の頃、息子と一緒にこのゲームにハマったことがあったが、紫色に対するそれ以前のイメージが変わることはなかった。いずれにせよ、今回のような「毒といえば紫色なのはなぜ?」という疑問を設定するにあたっては、まず色々な地域・世代に対して1000人規模の調査を行い、さらにドラクエで遊んだ経験のある人と無い人に分けて「毒=紫」と回答した人の比率を比較しなければ、科学的な見解にはならない。今回の解説はそういう点で、「ドラクエの影響」を誇大視したものであると言わざるを得ない。 念のため、ChatGPTに「日本人で「毒=紫」のイメージを持つ人が多いという根拠はありますか?」と尋ねたところ以下のような回答をいただいた。 結論から言うと、**「日本人は毒=紫と考える人が多い」ということを示す大規模・代表性のある実証データは確認されていません。** 少なくとも学術的な色彩心理研究や全国規模の世論調査で、そのような定量的裏付けがあるという報告は一般的ではありません。 以下、根拠の有無を整理します。
|