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じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 過去最多の花をつける購入2年目のシクラメン。妻が毎年初冬にシクラメンの鉢を購入しているが、2年目になると勢いが衰え花の数も減ってしまうことが多かった。そんななか写真の鉢は1年目を上回るたくさんの花を咲かせている。バルコニーの隅でほったらかしにしていただけなのに、なぜこのように勢いを増したのか謎である。なお一般的には、花が終わったあとのシクラメンは、湿気を保った涼しい場所で夏越しさせるのが良いようだ。Yahoo!のAIアシスタントによれば、シクラメンの夏越しには『ドライ法』と『ウェット法』があるというが、今回は『ウェット法』の成功例と言える。
シクラメンの夏越しには、主に休眠させる「ドライ法」と、休眠させない「ウェット法」の2つの方法があります。どちらの方法を選ぶかは、お住まいの地域の気候や管理の手間を考慮して決めましょう。 シクラメンの夏越し方法の選択
シクラメンは地中海沿岸が原産で、日本の高温多湿な夏は苦手です。そのため、夏越しには特別な管理が必要です。
  • ドライ法(休眠法)
    特徴: 葉を枯らして球根だけで夏を越す方法です。
    手順:
    花が咲き終わる5月頃から水やりと肥料を徐々に減らします。
    葉が黄色くなり枯れてきたら、すべて取り除きます。
    雨や直射日光の当たらない、風通しの良い涼しい日陰で保管します。
    9月頃に新芽が出てきたら水やりを再開し、新しい用土で植え替えます。
    メリット: 夏の間は水やりが不要で、管理が簡単です。
    デメリット: 開花が遅くなる傾向があります。
  • ウェット法(非休眠法)
    特徴: 葉を残したまま夏を越す方法です。
    手順:
    花が咲き終わり始めたら、花がらや枯れた葉をこまめに取り除きます。
    涼しく風通しの良い日陰や半日陰に移動させます。
    土が乾いたらたっぷりと水を与え、2週間に1回程度薄めた液体肥料を与えます。
    8月頃から葉組みをして球根に日光を当て、9月頃に植え替えを行います。
    メリット: 休眠させた株よりも早く開花する可能性があります。
    デメリット: 高温多湿に弱いため、管理が難しい場合があります。

  • 夏越し後の管理
    9月頃に新芽が動き出したら、植え替えを行いましょう。植え付けの際は、球根の半分から3分の2程度が地上に出るように植え、徐々に水やりを増やし、2週間後くらいから肥料を与えます。


2026年2月15日(日)



【連載】チコちゃんに叱られる! ドラクエの影響を誇大視した「毒=紫」伝説
 昨日の続き。1月23日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
  1. ハイタッチをするようになったのはなぜ?
  2. マフラーの端っこがヒラヒラなのはなぜ?
  3. 「毒」といえば紫色なのはなぜ?
という3つの話題のうち最後の3.について考察する。

 放送では「『ドラクエ』が毒の沼地を紫色にしたから」が正解であると説明された。

 しかしそもそもこの疑問の前提である「毒と言えば紫」にちゃんとした根拠があるのかどうか、かなり疑わしいように思われた。「毒と言えば何色のイメージ?」という質問に対して、
  1. スタジオでは、岡村さん「緑色っぽい」、島崎和歌子さん「真っ黒」、中務裕太さん「真緑」。
  2. 街角インタビューでは、30人中25人が紫、3人が緑、1人が赤、1人が白、という内訳になった。
放送ではこのことから強引に「日本人にとって毒と言えば紫」と特徴づけていたが、特定の地域、時間帯だけで聞き取ったデータだけからこのように捉えてしまうのは危険。少なくとも私は、紫色と言えばブドウやブルーベリーのイメージがあり毒であるとは感じていない。緑色もグリーンティーのイメージ。そもそも特定の色をイメージすることはない。

 ということでそもそも疑問自体が疑わしいように思えるのだが、大人気ゲーム『ゼビウス』の生みの親の遠藤雅伸さん(東京工芸大学客員教授)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
  1. そもそも「毒=紫」というイメージをいだくのは日本人のみ。
  2. 外国人への街角インタビューでは、200人のうち、緑82人、赤28人、紫26人、黒20人、青11人、黄6人、ほか27人という結果になった。
  3. 海外で「毒=緑」なのは人々を魅了した人工顔料『シェーレグリーン』と『パリグリーン』の影響。これらはヨーロッパで18世紀以降に開発され衣服、家具、壁紙などあらゆるものに使われヨーロッパで大流行した。しかし原因不明の病気で亡くなる人が急増した。原因と考えられたのが顔料に含まれていたとされるヒ素。ナポレオン・ボナパルトも自宅の壁紙のヒ素で亡くなったという説がある。その危険性から第二次大戦後は使用禁止となったが世界中に毒=緑の印象が広まったと考えられる。
  4. 日本でも1981年出版の赤川次郎『毒 ポイズン』の表紙タイトルの文字は緑色で書かれていた。
  5. 大昔の日本は紫=高貴な色とされていた。紫色の染料が非常に希少だったため冠位十二階では最も位が高い色を紫と定めていた。しかし1856年、化学者ウィリアム・パーキンが紫色の染料を発見。大量生産できるようになり紫=高貴のイメージが薄れた。
  6. 紫にはもともと魔女や呪いのイメージがあったが、それを一気に毒のイメージに近づけたのは、大人気ゲーム『ドラゴンクエスト』だった。
    • シリーズⅢの発売当日には大行列ができた。
    • 発売当時、毒の沼地は深い緑色だった。RPGはアメリカから入ってきており、中世ヨーロッパの世界観に近かった。さらに当時のゲーム機『ファミリーコンピュータ』は同時に表示できる色の数に制限があったため、『毒の沼地』は緑色で表現された。
    • 1990年に発売された『スーパーファミコン』では使用できる色の数が増えた。
    • そこで1993年に発売された『ドラクエシリーズ』では毒の沼地は紫色になった。
    • 毒の沼地は紫色になったことがきっかけで他のゲームでも毒を紫色で表現、これにより日本人では「毒=紫」のイメージが定着した。
    • もしドラクエが毒のイメージとして紫を選んでいなかったら、日本人は「毒=紫」にはなっていなかったと思われる。
  7. 番組スタッフが調査したところ、赤川次郎『毒 ポイズン』の表紙は緑色だったが、2012年にドラマ化【読売テレビ、織部裕二、臼田あさ美、木村裕一】された時のタイトルは紫色になっていた。
  8. 色について研究している國本学史さん(慶應義塾大学)は、
    • ドラクエの演出も考えられる。
    • ドラクエは非常に多くのユーザーを持っていたので、ドラクエのエフェクトと色との連想を経験した人が開発者になっていくことで同じように使われ1つの文化ができていた。


 ここからは私の感想・考察になるが、冒頭でも述べた通りで、この疑問はそもそも根拠となるデータが乏しい。仮にドラクエが「毒=紫」という印象形成をもたらしたとしても、その影響を受けた人たちは限定的であると考えられる。私自身は1992年に発売された『ドラクエⅤ』の頃、息子と一緒にこのゲームにハマったことがあったが、紫色に対するそれ以前のイメージが変わることはなかった。いずれにせよ、今回のような「毒といえば紫色なのはなぜ?」という疑問を設定するにあたっては、まず色々な地域・世代に対して1000人規模の調査を行い、さらにドラクエで遊んだ経験のある人と無い人に分けて「毒=紫」と回答した人の比率を比較しなければ、科学的な見解にはならない。今回の解説はそういう点で、「ドラクエの影響」を誇大視したものであると言わざるを得ない。

 念のため、ChatGPTに「日本人で「毒=紫」のイメージを持つ人が多いという根拠はありますか?」と尋ねたところ以下のような回答をいただいた。




結論から言うと、**「日本人は毒=紫と考える人が多い」ということを示す大規模・代表性のある実証データは確認されていません。** 少なくとも学術的な色彩心理研究や全国規模の世論調査で、そのような定量的裏付けがあるという報告は一般的ではありません。

以下、根拠の有無を整理します。
  1. 学術研究の状況
    色と感情の対応関係については、
    例:Angela Wright の色彩理論や、
    例:Eva Heller の『色の秘密(Psychologie de la couleur)』のような研究があります。

    これらでは、

    * 紫=神秘・高貴・不安定
    * 緑=自然・安全(場合により毒・不気味)
    * 黄=警告・注意

    といった傾向は示されていますが、

    > 「日本人は毒を紫と結びつけやすい」

    という文化特異的データは提示されていません。

  2. なぜ「毒=紫」という印象が語られるのか
    学術的根拠というより、**文化的表現の蓄積**による可能性が高いです。

    ### ① サブカルチャー・ゲームの影響

    * RPGやアニメで「毒状態」は紫色のエフェクトで表現されることが多い。
    * キャラクターの顔色が紫になる演出。

    これは国産作品だけでなく海外作品でも見られるため、日本固有とは言えません。

    ### ② 歌舞伎や伝統色の影響(推測レベル)

    * 紫は歴史的に高貴・妖しさ・怨念などを象徴。
    * 不自然さ・異界性を示す色として機能。

    ただし、これを「毒」と直接結びつけた実証研究は見当たりません。

    ### ③ 生理的連想

    紫は

    * 皮膚の壊死
    * 血流障害
    * 打撲の変色

    などを想起させるため、「体に悪い色」という印象を持ちやすい可能性はあります。
    しかしこれも文化横断的現象で、日本特有とは言えません。

  3. 実証的に言えること
    現時点で言えるのは:

    * 「毒=緑」は国際的に強いイメージ
    * 「毒=黄黒」は生物学的警告色に根拠あり
    * 「毒=紫」はポップカルチャー的表象として広く使われる

    しかし

    > 日本人に特有に「毒=紫」が多いという統計的根拠は確認されていない

    というのが慎重で妥当な結論です。