じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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【2025年10月】オーストラリア南西部・フラワーハンティング(35)マーガレットリバー(2)聳えるグラスツリー インド洋に面したマーガレットリバー近郊の大地にはグラスツリーが生育しており、高さ3m以上に及ぶ花茎を伸ばしていた。2月20日掲載の観察ポイントよりさらにスケールが大きかった。 |
【連載】3か月でマスターする古代文明(20)エジプト(3)巨大建造物とそれを実現する社会体制の因果関係 昨日に続いて、表記の番組についてのメモと感想。 引き続き、 ●2025年10月22日初回放送 (4)エジプト ピラミッドと黄金が王国を変えた について考察する。 放送では続いて、「当時、こんな巨大なものをどうやって造っていったのか?」という話題が取り上げられた。ここで「どうやって」という意味としては、
これらの「どうやって?」はどう実現したのだろうか? 放送では上掲のうちの3.について解説された【要約・改変あり】。
スタジオ解説者の関雄二さんは以上をふまえて、 ●私たちは【ピラミッドのような】大きい建物を見るとその背景としてそこに複雑な統制の取れた社会があるからピラミッドができるのだという固定観念にかられてしまうが、初期の段階では脆弱な未熟な社会の体制であったものが【ピラミッド建設を】いったん始めてみると他のことを整理したりやらなければならないことが明らかになったりして、強固なものになっていった。 とコメントされた【要約・改変あり】。 ここでいったん私の感想・考察を述べる。 まず、「複雑な統制の取れた社会」とピラミッドのような「大規模プロジェクト」との因果関係については、指摘された通りであり、一方向の「統制の取れた社会→巨大プロジェクト」ではなく相互に脆弱な部分を補いながら螺旋階段状に強められていったと考えるのが妥当であるように思う。 ちょうど今は受験シーズンであるが、一流大学に合格したという知らせを受けると最初から才能があったから合格できたと思われがちであるが、じっさいは1年あるいはそれ以上かけた受験勉強の中で、規則的な日常生活を確立したり、模試で明るみになった弱点を克服するというように、志望校をめざす日々の努力があればこそ合格を達成できたと言うことができる。つまりその受験生に最初から才能があったのではなく、受験勉強を通して徐々に学力が向上していったと考えるべきである【←これがピラミッド建設のアナロジーとして適切かどうかは不明】。 冒頭に挙げたように、「当時、こんな巨大なものをどうやって造っていったのか?」という疑問については、それを実現した資金や管理体制のしくみのほか、ピラミッドを造るための工法や、そもそも労力を費やしてこのような巨大建造物を造る意義があるのか?についての合意形成が必要と思われる。 このうち工法については過去の民放の番組などでも紹介されたことがあった。 いっぽう、巨大建造物を造る意義について、なぜこれほどまでに合意形成がなされたのか【ピラミッドを造ることに消極的、もしくは反対した勢力はどう抑えられ、積極的に建設を進めようとした勢力はなぜ存続しえたのか】については特別の解説は無かった。 いくら信仰心が高かったとしても、それだけで動く人は限られているはず。放送でも説明されていたように、おそらく農作物を葬祭殿に集積し、それを労働者に再配分するという方式が農閑期の農民の雇用対策になったというように、宗教ではなくもっと実利的なシステムがうまく働いて、建設を可能にしたものと推測される。なのでいくら信仰心が高かったとしても実利面がうまく回らなくなればもはやピラミッド建設は行われなくなる。 次回に続く。 |