じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
岡大七不思議の1つ、落ちないアメリカフウ(モミジバフウ)。過去の記録としては などがある。すでに紹介している「落ちない銀杏」、「落ちない枝」と併せて、受験生にオススメの三大名所だ。 |
【ちょっと思ったこと】
痴呆ケアにコーラス 12月11日の朝6時台のNHK「おはよう日本」で、聖マリアンナ医科大学で行われている、軽度のアルツハイマー型痴呆(←まもなく「認知症」に改称)のお年寄りを対象としたコーラスグループの活動を紹介していた。財布を取られた、といった特有の認知障害が起こり沈みがちなお年寄りが、コーラスに参加することで活気を取り戻し、自分でも練習に励むようになるという事例。御本人の口からも「充実感」を語っておられた。 この日記でも「音楽療法」のことを何度か取り上げたことがあるが、「能動主義」の視点からは、単に聞かせるだけの音楽ではなく、自らが主体的能動的に音楽活動に参加できる機会、参加することが強化される機会を保障することが大切。今回紹介された女性の場合は、若い時に音楽を教えていた経験があり、その残された力がコーラスの中で見事に発揮されたと言える。 もっとも、痴呆の場合、新しい歌を覚えるというのは困難。若い頃に歌(カラオケでもいい)や演奏を楽しむという経験が無いと、充実感は復活しないのではないかと思う。私などは、昔、ピアノの練習(ブルグミュラーのレベル)をしたことがあるくらいで、歌えるのは六甲颪くらい。老後にコーラスの練習に参加しても、中学・高校時代に無理やり歌の練習をさせられた嫌な思い出くらいしか浮かんで来ないかもしれない。ま、音楽に限る必要はない。若い時に何か1つでも、能動的な活動を楽しんでいれば、痴呆になった時に療法として役立てることができるのではないかと思う。私の場合なら、園芸活動、山登り、写真撮影、Web日記執筆、...といったところだろうか。 [※12/10追記] 聖マリアンナ医科大学と言えば、痴呆研究の第一人者である長谷川和夫・理事長が有名だが、先日の「痴呆症→認知症」という名称変更に関連して、こういう記事を見つけた。「痴呆症→認知症」という呼称変更に異議を唱えるものではないが、新用語検討のプロセスで、“「最初から方向は決まっているのでは」と言う外野席からの声は否定できないようだ。”とみるむきがあることについては私も同感。11月20日の日記に関連記事あり。 一日2万5000アクセスに驚く/気軽にWeb日記を書くための最適アクセス数 kasaさんの12月9日付の日記で、「“2万人”という人数の大小」という話題が取り上げられていた。私自身のWeb日記もkasaさんとほぼ同様で、毎日400前後くらいのアクセスをいただいているところであったが、ReadMeの個人記録によれば、12月9日には「得票数」で2万5112という信じられないほどのアクセスがあったことが判明した。 Yahooの詳細なログによると12月9日のアクセス内訳は
この前日であるが、「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の青少年委員会が12月8日、「血液型によって人間の性格が規定されるという見方を助長しないよう」放送各局へ要望、このことが種々のネットニュースで紹介され、関連する11月27日の毎日新聞記事が参照されたために、検索を通じて訪問された方が多かったのではないかと思われる。 率直なところ、アクセスが増えるのはあまり気持ちのよいものではない。共感してくださる読者が増えることはありがたいと思う一方、言い足りないことや悪のりも多々あるため、読んで腹を立てる人もいる。アクセスが増えるということはそれに比例して敵を増やしているだけかもしれない。 特に明確な根拠があるわけではないが、毎日のアクセス数400程度、日記才人でいただく投票30票程度というのが、気軽にWeb日記を書くための最適条件ではないかという気がする。 |