じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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岡大構内にヤギが居ることは10月29日の写真でお知らせした通りであるが、今度は、生協食堂前でトナカイを目撃! 夜の写真はこちらにあり。
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【思ったこと】 _61116(水)[教育]大学教育改革プログラム合同フォーラム(5)特色ある教育を受けられる大学と行列のできるラーメン屋の違い(2)受験生に大学を選ぶ自由を与えてこその大学教育改革 昨日の日記に続き、フォーラムの参加感想から脱線して、 ●GPに採択されたかどうかということは、受験生には殆ど影響を与えていない ことについて、入試制度全般にわたる改善策を考えてみたいと思う。昨日指摘したように、この根本問題は、大学を自由に選べるという権利が、受験生に与えられていないという点にあると私は考える。大学に入るためにはもちろん、入試に合格する必要がある。しかし、現状の制度のもとでは、
昨日の再掲になるが、より具体的な問題としては
ではどうすればよいか。まず、速やかに実施できそうな改革としては、上記3点に対応して
このうち3.を実現させると、人気の無い大学では当然のことながら大幅な定員割れが発生するだろう。これをふまえて、追加合格や追加募集を実施せざるを得なくなるが、それを強いられてこそ、各大学の教育改革の質が問われるようになるのではないか。とにかく、現状のように入試日程がばらついている状況のもとでは、「入学金は返さない」というのは公正とは言い難い。大学にとって、100人の入学辞退者から各100万円の入学金を徴収すれば1億円の収入になるが、そんなものに頼っているようでは健全な大学経営はできない。本当に自信をもって自分の大学をアピールできるんだったら、きれいごとばかり並べないで、「本学は、絶対の自信をもって皆さんを受け入れます。万が一、入学を辞退される場合は、入学金を含む納入金全額をお返しします。」と宣言すればいい。そういう大学が名乗りをあげることをぜひ期待したい。 上記2.の提案や、追加合格・追加募集を行う場合のいちばんの問題は、入学までの期間がきわめて限られているということだろう。また、できれば、センター試験も2回実施し、2回のうち点数のよいほうを採用できるように配慮するべきであろう。わずか1回のチャンス、2日間の試験結果だけで一生の進路が決まってしまうような現状のやり方は好ましいとは言えない。 ということを考えると、より抜本な改善としては、例えば、 ●夏休みを短縮し、高校3年の授業は1月末までに終了させるようにする。 という案が考えられる。夏休みに補習を行ったり、塾の夏期講習に通う受験生が多いという現状を考えると、夏休みを短縮しても、高校3年生にそれほど負担を与えることにはならないように思う。 また、それが無理というのであれば、 ●大学の入学式を4月下旬におこない、授業は5月から8月中旬までに行う。 というように改めるという案が考えられる。現状でも、5月の長期連休が割り込むために、4月からの授業開始が十分に教育効果を上げているとは言い難い。また最近ではエアコンが整備され、8月中旬まで授業を行っても不都合は起こりにくい。 とにかく、GPの目的を達成するためには、まずは、受験生に大学を選ぶ自由を与えることが必要。その厳しい目に晒されてこそ、実りある大学教育改革が実現するのではないだろうか。 次回に続く。 |