じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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昨日も述べたように、正月三が日は、毎日1時間程度、妻の実家周辺の里山などに散歩に出かけて、運動不足を解消した。この地域では、新たな宅地造成が行われている一方、写真のような廃屋もけっこう目立つ。廃屋の中には、私の子ども時代であった昭和30年代の典型的な家屋も、初めて見た家であるにもかかわらず妙に懐かしさが感じられる。
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【思ったこと】 _90107(水)[一般]地デジ移行のウソホント(4)録画とダビングの諸問題(2)DVDあれこれと二カ国語放送録画 1月5日の日記の続き。 前回の日記の最後のところで、
このうち1.に関しては、Googleで「パソコン 地デジ」をキーワードに入れて検索すると、地デジチューナーが組み込まれたパソコンはすでに販売されているとか、パソコン用の外付け地デジチューナーが販売解禁されたといった記事が散見される。しかし、すでに保有している内蔵もしくは外付けのDVDドライブでは録画はもとより、再生も不可能であるようだ。じっさい、地デジから録画したDVD-R、DVD-RW、DVD-RAM(いずれもCPRM対応)を手持ちの複数のパソコンのDVDドライブに入れて試してみたが、「CPRMスキップ」と表示されたり、ディスクのファイル名が表示されたり、あるいは全く動かなかったりして、とにかく、現有の機器だけで再生することは不可能であるということが確認できた。 次に2.であるが、大学生協の最新のチラシ、COOP-LETサイト、楽天市場の「DVD ディスク」の検索結果などをざっと見た限りでは、DVD-RやDVD-RWの1枚あたりの価格はCPRM対応でも100円以下になりつつあり、めちゃくちゃに割高というほどでもなくなってきた。なお、地デジ対応の録画用ディスクを購入する際には、必ず「地デジ対応」あるいは「CPRM対応」と表示されたものを買わなければならない。単に「録画用」とだけ書いてあるものは、たぶん、地デジの録画機では「規格外」としてはねられてしまう。このほか、私は一度も使ったことがないので何とも言えないが、BD-RE(Blu-ray Disc、25GB)は現時点では1枚あたり400〜500円前後とかなり高い。もっとも、DVDが4.7GBであることを考えると、5倍以上の容量でありながら価格が5倍未満であるとすれば、かえって割安になってきたという気がしないでもない。 ところで、私自身はこれまで、通常の日本語番組はDVD-R、二カ国語放送はDVD-RWでダビングというように使い分けてきた(2003年10月13日の日記参照)。この使い分けは、地デジ番組でも踏襲できる見込みだ。私が実験した限りでは、地デジHDDに録画した二カ国語放送放送番組は、DVD-RW(VR)またはDVD-RAMで問題なくダビングできた(いずれも標準画質)。 但し、何度も述べているように、これらのディスクはCPRM非対応の再生機(パソコンのDVDドライブを含む)では再生ができないので、外国語学習にはきわめて不便となる。2003年10月13日の日記でも、 何も学校教育で英語の時間を増やすばかりが能ではない。ニュース番組はもちろん、みのもんたの「おもいっきりテレビ」も、タモリの「笑っていいとも」も、朝の連ドラも、「宮本武蔵」も、みんな二カ国語で放送し、小中学生の英語教材として役立てればいいのである。そうなると、「英語が使える日本人」の育成のための戦略構想は、何よりも、いつでもどこでも英語表現を学べるための二カ国語放送の拡充に重点を置くべきである。そして初修者が繰り返し練習する安価な記録媒体が求められる。現在はVHSビデオがその役割を果たしうるが、近い将来にDVDがこれに代わって普及するのであれば、何がなんでも二カ国語記録機能を規格に含めておくべきだったと思う。と述べたように、日本人の英語力を本当に高めようと思うなら、毎日視るテレビ番組の中でこそ、気軽に英語学習ができる機会を作るべきである。小学校で英語を導入したり、高校の先生が英語だけで授業をしたところで、児童・生徒たちが英語に接する時間は全生活時間の1%にも満たないであろう。地デジで可能となったのは、私の知る限りでは、外国ドラマの字幕オプションくらいのものである。地デジ移行に際して、英語の自学自習に役立てるような環境をもっと整えてほしいと思う。 次回に続く。 |