じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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10日ほど前から、時計台前の芝地の改修工事が行われている。現場の看板には
土砂が飛び跳ねるのを防ぐためだろうか、黒正巌先生も包まれてしまった。 |
【思ったこと】 _a0220(土)[一般]オリンピックは、個人を応援するのか、国を応援するのか(4)じぶんと同じ国の選手を応援したがる心理 昨日の日記で、3つの疑問:
私の仮説は、
そういえば、各種ネットニュースや、アンテナ経由で拝読しているWeb日記の中で、男子フィギュア高橋大輔選手の銅メダル獲得をめぐって興味深い特徴があった。 まず、一般的な声としては、「フィギュアスケートで日本男子初」を称える声がある。この場合は、「同じ国の選手」もしくは「同じ日本人」としての喜びを表明していると言える。 ところが、ローカル放送や岡山出身者のブログなどを拝見すると、「日本人としての喜び」よりはむしろ、岡山県出身者、さらには、もっと狭く、倉敷市民として喜んでおられる方々も少なくないことに気づく。 また、高橋選手が通う関西大学からは、応援団リーダー部団長と前団長が袴姿で駆けつけ、入場口の外でとエールを送った。こちらの方面では、「関大魂を世界に見せつけてくれた」と称賛する声が多い。 個人やチームを応援するという行動は、じぶんと応援対象との間に、同じ集団に属するという仲間意識、あるいはじぶんとの間に何らかの共通性があった場合に限って強化される行動であるかもしれない。祖先のサルの時代から群れで行動していたせいだろうか、我々は、明らかに同じ集団に属している時にはその仲間を応援するであろうし、そうでない場合も、出身県や国、民族といった属性に基づいて、「仲間」を応援しようとする。さらに言えば、
かくいう私も、かつて、私と同じ身長の清水選手が金メダルを獲得した時には、大喜びしたことがあった。じぶんの「仲間」を応援したというよりも、じぶんとの共通部分を見出して、自分自身を褒めていただけなのかもしれないが...。 次回に続く。 |