じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 2013年2月10日をもって、北九州市は市制五十周年を迎えるという。北九州市誕生当時のシンボルと言えば若戸大橋が真っ先に思い浮かぶが、現在では、この写真にある関門橋のほうが遙かに知られているかもしれない。なお、九州は本州の西に位置しているが、こちらの地図にある通り、関門橋は、本州側から南東方向に橋を渡って九州に向かう。このため、この写真の撮影位置(下関側)から橋を写すと、夏場は背中側(本州側)に夕日が見えることがあり、方向感覚を失う。


2013年02月9日(土)

【思ったこと】
130209(土)NHK朝ドラ「純と愛」で出現した「純愛熱中症」と「アンチ純愛症候群」(6)朝の8時〜8時15分に放送することの是非(4)朝ドラ廃止論

 昨日の日記で「従来型の朝ドラ存続論」は説得力を失いつつあると述べた。そこでこのさい、朝ドラを廃止するというのも一案、少なくとも議論の叩き台にはなると思う。

 私はずっと以前より、NHKの番組は、民放では提供できない内容に限定するべきだという持論を展開している。
  • ニュース
  • 災害報道
  • 教育番組
  • 福祉番組
  • 民放では採算のとりにくい教養、芸術
  • スポンサー企業に阿ることのない、社会的諸問題
などなどに限定すべきだという議論である。当然、野球中継に受信料を投入することには断固反対、また、NHKを分割民営化して、公共性の高い番組と娯楽番組を分離。前者については、受信料を大幅に値下げして存続、後者は広告収入を一部で認めるか、BSの有料放送と同じ運営形態とするという案には大いに賛成している。具体的には、紅白、大河ドラマ、スポーツ中継部分などは独立採算でCM収入に頼り、真に公共的な部分の取材・報道に関わる経費のみを受信料、もしくは、国営化(但し、時の政権が番組内容に干渉しないよう、透明性の高い第三者機関に予算執行の適正さを評価させるものとする)で維持するという方法もアリだろうと考えている。以下、過去記事をいくつかリンクしておこう。
 では、朝ドラ廃止に代えて何を放送すればよいのか?ということになるが、一番地味で上述の主張に沿った形の内容にするのであれば、単なるデータ放送、ニュース時間を8時15分まで延長、全国各地のライブ映像、鉄道や飛行機の運航情報、気象情報、高速道路情報、外国為替と株式情報などなど。視聴率は大幅に下がるかもしれないが、CNNだったかBBCだったか忘れたが、海外旅行先で視る国際放送には、こういうスタイルの放送もあった。これがいちばんシンプルで理想的な公共放送であり、朝ドラクチコミ掲示板で攻撃的な批判を執拗に続けている人たちであっても、このスタイルに変えれば文句のつけようがあるまい。朝ドラをめぐる深刻な評価対立もあっさり解消する。

 次回に続く。