じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡山県南部は2月7日の22時頃から、気温0.0〜1.0℃の低温のもとで雪が降り続き、2月8日午前07時現在の積雪は6cmとなった。岡山に来て23年になるが、これほどの大雪は数回程度しかなかった。写真は、早朝散歩時の雪景色。低気圧性の雪のため湿っぽく、枝の着雪が幻想的な光景を創りだしていた。


2014年2月8日(土)



【小さな話題】

事実はドラマより奇なり

 2月5日の日記で、内閣府の30歳の男性キャリア官僚が、出張先の韓国で行方不明となり、北九州の沖合でゴムボートとともに遺体で発見されたという話題、また2月6日の日記では、佐村河内守さんのゴーストライターの話題を取り上げた。両者は内容が全く異なるが、ますます謎が深まっている。

 まず前者の事件だが、その後、「公にできない個人的な事情があり、韓国からゴムボートで日本へ帰ろうとしたのでは」という見方が有力になっているという。こうなると、個人情報保護を理由に事件の真相が闇に包まれたままになる可能性もある。しかしそうは言っても、韓国側からの密出国、日本への密入国、偽名使用、公務出張の不正流用といった容疑は残る。さらに、各種報道によると、発見されたボートだけで日本近海にたどり着くことは困難。何らかの船にボートを積み、日本近海に達したところで自力で密入国を試みた可能性が高い。もしこういうことが可能であるとすると、他にも密入国や拉致の恐れがあり、沿海の警備が万全であったかどうかという重大問題に発展する。

 後者の事件については、その後、ゴーストライターの新垣さんの会見の中で「耳が聞こえないと感じたことはない」という新たな発言があった。いずれご本人から弁護士を通じて釈明・謝罪があると聞いているが、この問題では、NHKスペシャルの制作者がどこまで「聞こえる」ことを知っていたのかという新たな問題が指摘されている。あと、ゴーストライターの新垣さんの曲は「マーラーの第3番の終楽章のコピーだ」という話も出てきたが、もしそういう類似性があるなら、なぜこれまで、音楽評論家から指摘がなされたなかったのかも不思議である。

 後者の事件に関しては、どこかで観たドラマのようにも思える。
ゴーストライターに作曲を依頼し耳が聞こえないふりをして名声を得た男が、公演先で小さな子どもと親しくなる。ある時、その子どもが火事にまきこまれ、携帯電話でこの男に助けを呼ぶ。携帯に応答すれば耳が聞こえないことがウソであったとバレてしまう。しかし男は、そのことを承知で、自らの危険を顧みずに燃えている家の中に入ってその子の命を救う...。

 前者についても、どこかで観たドラマのすじが思い浮かぶが、人が亡くなっている事件でもあるのでここでは差し控えさせていただく。