じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 4月19日、大学構内でアヤメとダッチアイリスが同時に開花した。色も形も似ているが、アヤメはやはり花弁の文目模様に特徴があり、ダッチアイリス(品種はおそらく「ナショナル・ベルベット」)は上向きの細い花弁が特徴と言える。それにしても、今年は開花が早い。過去記録を調べたところ、やはり1〜2週間早いことが確認できた。また、過去3年間、アヤメとダッチアイリス(但し、今回の写真は別の場所で撮影)が同時に開花しているという点も興味深い。


2015年04月19日(日)



【思ったこと】

「水道発電」の無限の可能性

 日曜日の夕食時、

TBS「夢の扉+」水道発電でエネルギーを集める!

を視た。この番組があることは今まで全く気づいておらず、今回、たまたま放送していたのが目にとまって途中から録画した次第である。

 「水道発電」というのは、文字通り、台所の水道の蛇口の水流を使って発電するという仕組み。『常識だと決めつけない。そしてあきらめない』という信念のもとに、「羽根のないタービン」と独自のモーターを開発、さらにパイプの形状を変えることで、当初の発電量1ワットを3ワットに引き上げることに成功し、実用化の可能性がますます高まってきた。公式サイトがこちらにある。

 3ワットというと、5ワットの豆電球1個を点灯させることもできない微力な発電にすぎないが、最近では消費電力3W、300ルーメンというLED電球も製造されており、おおむね30ワット前後の白熱球と同じ照明ができるようになった。このほか、複数台接続して発電量をもう少し増やせば、通常消費電力8Wという超小型デスクトップパソコンも動かせそうである。

 もちろん、通常、水道の水を出しっ放しにすることはないが、例えば、電気の使えない山奥や、新興国僻地のジャングルなどでも、清流さえ流れていればこれをもとに発電をすることができそう。都市空間でも、例えば、噴水のイルミネーション【←エネルギーの法則から言えば、いくらなんでも、噴水の水力で発電し、その発電で噴水を起こすことはできないとは思うが】なども可能。また番組でも言及されていたが、災害などの非常時における最小限の発電、在宅介護の家庭で、トイレの水を流した時にその情報を介護担当施設に伝える、といった活用が考えられそうだ。

 若干気になるのは、水に含まれている不純物が溜まるとパイプが詰まって「羽根のないタービン」が回らなくなってしまうのでは?という点。水道水であっても長年使っていれば水垢のようなものは出てくるし、外国の水道はもっと濁っていることがある。フィルターをつければ解決するとしても、そのフィルター交換に手間とお金がかかるかもしれない。

 もう1つ、実現可能性はまずないと思われるが、心臓のポンプ機能を利用して、自分の血流で発電し、医療器具の電源として活用することができるようになれば、停電の心配もないし、ベッドを離れて動き回れるようになれるかもしれない。【←じっさいにそんなことをやれば、心筋梗塞になる恐れ大だが。】