じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 2月7日、所有している軽自動車の走行距離が77777kmを超えて77803kmになっていることに気づいた。この軽自動車は2013年7月に購入したもので、今年の7月で9年目となる。購入時点では他に普通車も所有していたので、軽自動車のほうはもっぱら街中の短距離の移動に使っていたが、その後普通車を手放し、我が家ではこの軽自動車1台のみとなった。最近では、妻の実家のある北九州まで帰省する時にも使っている。
 軽自動車のメリットは、維持費が安いこと、狭い道でも通りやすいことなどにある。いっぽうデメリットは、高速道路で事故に遭った時などに死亡リスクが高いこと、定員が4人のため、子や孫が家族で帰省してきた時に定員オーバーとなって送迎に使えないこと、などが挙げられる。
 少し前の「おはよう日本」によれば、軽自動車の保有割合は、2007年には28%であったのが2019年には38%というように年々増えている。その理由の1つは維持費の違いにあり、三井ダイレクト損保の試算によれば、普通車では34万3615円に対して軽自動車は25万1120円というようにおよそ10万円ほど安くなっているという。放送では車の維持費を抑える手段としてカーシェアリングが紹介されていたが、我が家の場合、ほぼ毎日つかっているためカーシェアリングのメリットは無い。問題は加齢により免許更新が困難になっていくことだ。現在、日常の買物、病院通いなどはすべて軽自動車に頼っており、車が使えなくなった場合にどうするかは全く考えていない。


2022年2月8日(火)



【小さな話題】「ガッテン!」最終回/この日記でのコメントを振り返る

 NHKの人気番組「ガッテン!」が2月2日(水)で最終回となった。

 最終回は「しつこい目のぼやけ 本当の原因解明SP」というテーマであり、サギングアイ症候群が取り上げられた。サギングアイ(sagging eye)症候群は、平成27年版『眼科研修医ガイドライン』には記述がなかったが、令和2年度版になって追加された新しい疾患名であるという。単にモノがぼやけて見えるだけでなく、2重に見えること、但し、片目で見るとくっきり見えるという特徴があり、原因は、2つの眼球の方向がずれるため。これは眼球の周りで筋肉を固定しているプリー(コラーゲン)の現象により、筋肉を固定する力が弱くなるためとされているという。
 私自身は、2012年の3月〜4月に「両眼複視」に見舞われ、景色が二重に見えて往生したものだが、幸い、プリズム眼鏡や手術せずに6週間で回復した。いま考えるとこれもサギングアイ症候群であったのかもしれない。

 さて、この2月2日の放送をもって、ガッテンは最終回となった。ウィキペディアに記されているように、
番組の最後に、志の輔が「27年お世話になりましたが、今回をもちまして最終回ということになりました。ほんとに長い間ご覧いただきまして本当にありがとうございます」と挨拶し、スタジオ内に「ガッテンできる毎日を」と書かれた書道紙が掲げられた。そして、志の輔が「これからもずっと“ガッテン”できる毎日を! ガッテン! ありがとうございました」と言って視聴者に感謝し、スタジオ内の出演者・スタッフの拍手に包まれながら志の輔が手を振り、画面下部に「ご覧いただいたみなさま 番組作りにご協力いただいたみなさま 27年間ありがとうございました」とテロップが表示され番組は終了。これにより、1995年4月に『ためしてガッテン』としてスタートした「ガッテン」シリーズは通算27年の歴史に幕を閉じた。
という形で放送を終えた。

 『ガッテン』やそのの前身である『ためしてガッテン』は、放送開始の1995年から、興味を惹いたテーマが取り上げられた時に限って視聴していた。日常生活に役立つ内容もあったが、そのいっぽう、効果を誇張したり、俗説を無批判に紹介したりといった問題点もあり、このWeb日記ではどちらかというと批判的にコメントさせていただくことが多かった。以下、これまでのコメントをざっと振り返って見ると、
  • 2003年2月12日:「ためしてガッテン 必見!オトナの快眠術」
  • 2007年6月28日:6月6日放送・ためしてガッテンの「心理実験」(1)買い物袋心理実験
  • 2007年6月29日:6月6日放送・ためしてガッテンの「心理実験」(2)集団の圧力/ゴミ分別と「認知的一貫性理論」?
  • 2007年7月4日:6月6日放送・ためしてガッテンの「心理実験」(3)「認知的一貫性」ではなく、こまめな行動形成こそ大切
  • 2010年01月22日:NHK「男性は分析が好きで、女性は他者に反応する事が好き」を公認?
  • 2011年07月11日:「ためしてガッテン」の数字トリックとは「モンティ・ホール問題」と「ベイズの定理」だった
  • 2013年6月26日:「ためしてガッテン」こんなのアリ!?食中毒 信じられない新常識!
  • 2013年10月18日:あるはずのないものが見える!「レビー小体型認知症」による幻視
  • 2019年12月01日:「長寿&がん予防で注目! 腸内細菌パワー覚醒術」
  • 2021年12月29日:「ガッテン!」年末再放送で新しく知ったこと「うま味感度アップで食べ過ぎ防止」「錆」、「掃除機は引いて使え」
となっており、特に問題視したのは、

2010年01月22日:NHK「男性は分析が好きで、女性は他者に反応する事が好き」を公認?

であったが、私が独り言を述べた程度で、他からは批判は寄せられなかったようであった。

 このほか、ウィキペディアでは、問題視された放送として、以下を挙げている。
2017年2月22日放送「最新報告!血糖値を下げるデルタパワーの謎」
睡眠障害を改善することで血糖値が下がったとするデータを紹介し、「睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる」と説明した際、処方箋医薬品である睡眠薬のベルソムラが分かる映像を放送した上、その薬剤は副作用が報告されているが、「副作用の心配がなくなっている」という表現を行った。
放送後、視聴者や医師や薬剤師から「睡眠薬の不適切な使用を助長しかねない」「副作用を軽視している」と批判を受け、「この薬だけを推奨しているかのような印象となってしまい、配慮に欠けていた」などとする謝罪文を番組ウェブサイトに掲載し、2月28日予定の再放送を取り止めることを決定し、3月1日放送の冒頭で司会の小野文惠が謝罪した。
この放送内容に対して、日本睡眠学会は「内容を看過できない」として、2017年2月27日に公式ウェブサイトで見解を示した。また、厚生労働省は2月24日、NHKに対して事情聴取を行っている。


 いっぽう、私にとって役に立った情報としては、 などが挙げられる。

 なお、NHKの雑学系?の長寿番組としては1985年4月に開始されたバラエティー生活笑百科があるが、ウィキペディアによると、2022年3月に終了(予定)となっていた。長年続いていた番組が幕を下ろすというのは、稀にしか見ない番組であっても寂しいことだ。