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数日前、近隣のドラグストアで買い物したところ、合計金額(税込み)がジャスト500円、ポイント使用により支払いゼロ円となった。 税込み500円の商品を単品で購入する場合は別として、複数の商品の合計金額がジャスト500円になるということは滅多に無いことだ。もしかしたら70+α年の人生で初めてであったかもしれない。 今回の場合、8%税込みで、袋入りミカンが322円、ドリンクタイプのヨーグルト40%引き商品が89円、2本で178円となり322+178=500円ジャストとなっていた。 いっぽう、ポイントは500ポイントごとに使用が可能でお釣りが出ないため、普通は500円未満の金額は現金で支払っているところだが(例えば510円の時は500ポイントを使用し、差額の10円は現金払い)、今回はジャスト500円のため差額の支払いはゼロ。大した出来事ではないが、これまた人生初の体験であった。 |
【連載】笑わない数学(2)虚数(11)虚数以外の新しい数(2)2乗して初めてゼロになる数(二重数) 9月22日に続いて、虚数に関連する話題。この連載はもともと、NHK『笑わない数学』で2022年8月17日に初回放送された、 ●虚数 のメモと感想として開始したものであるが、すでに放送内容に関する感想は終了。この先の発展的考察としては、
ということで、まずは1.の「新しい数」について考察する。9月22日にも述べたように、この新しい数は、
ということで残るのは2.であるが、まずはn=2の場合、すなわち、 ●2乗すると初めてゼロになる数 を考えてみることにする。といってもそんなことは数学者なら誰でも思いつく発想であり、すでに『二重数(または双対数)として知られている。ウィキペディアでは、 数学における二重数(にじゅうすう、英: dual numbers)または双対数(そうついすう)とは、実数 a, b と ε2 = 0(複零性)を満たす ε を用いて z = a + bε と表すことのできる数のことである。というように説明されている。 ネットで検索したところ、こちらに、もう少し分かりやすい説明があった。二重数の特徴について抜粋させていただくと、
リンク先の終わりのところでは、さらに、 ●その数自体は1ではないのに、2乗すると初めて1になる数。但し実数ではない。 というものに言及されていた。これがまさに「分解型複素数」と呼ばれているものである。 次回に続く。 |