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じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 今回の確定申告では当初、マイナンバーカードやスマホを利用した申告に初めてチャレンジしたが、途中のスマホ画面でたびたびログインが要求されるなど理解不能な現象が起こったため、結局、昨年までと同様の『ID・パスワード方式』で申請を完了した。こちらには、

ID・パスワード方式は、マイナンバーカードが普及するまでの暫定的な対応ですので、 マイナンバーカードの取得をご検討ください。

という断り書きがあったが、マイナカードやスマホよりもID・パスワード方式のほうがはるかに手軽でミスが少ないように感じた。
  • 何を行うにせよ、パソコンの大型ディスプレイ画面に比べるとスマホの画面は小さくて見えづらく、また入力ミスしやすい。
  • こちらには、マイナポータル連携のメリットがいろいろ紹介されているが、
    1. 医療費の領収書等の収集や集計が不要→「医療費通知(書面)を利用」すればそもそも集計は不要。通知書の合計金額を入力するだけで済むので、マイナポータルから手間暇かけてデータを読み込む必要はない。
    2. 源泉徴収票などの数値が自動入力できる→印刷媒体の源泉徴収票の数値を手入力ほうが自動入力のための諸操作をするよりもはるかに簡単。
    3. 作成した確定申告をe-Taxで送信→これ自体は『ID・パスワード方式』と全く同じ操作。パソコンだけで操作したほうがPDF化された送信内容も大型画面で確認できるのでミスを避けることができる。
    4. 書類の管理・保管が不要→いくら部屋が狭いといっても、源泉徴収票や医療費通知を保管する程度の引き出しはある。
 なお、『ID・パスワード方式』による申請を完了させたあと、練習を兼ねてスマホ&マイナカードによる操作を試みたが、すでに作成した「.data」ファイル自体が『ID・パスワード方式』で入力再開を行うように設定されており、練習のためには新規作成を選ぶほかはなかった。ところが、その過程で、「e-Taxを初めて利用する」を設定してしまったため、新たに『利用者識別番号』が発行されてしまった【同一納税者なのに識別番号が2つ!?】。もっとも、送られてきた確認メールに対応しなかったので、この先、新たな『利用者識別番号』宛てに申告未了といった督促が来ることは無かろうと思う。

2025年03月8日(土)




【連載】最近視聴したYouTube動画(18)岡田斗司夫さんの動画をもとに宗教について考察する(16)霊言よりもAI/日本人を隷属させる宗教

 昨日に続いて、宗教について岡田斗司夫さんの動画をネタにした考察。

 まず昨日取り上げたD教団【3月6日の日記参照】についての補足。ウィキペディアによればこの教団の教祖は生前『日蓮聖人の霊言』、『空海の霊言』、『キリストの霊言』、『天照大神の霊言』、『ソクラテスの霊言』、『坂本龍馬の霊言』等の著書を出版しているという。この点について岡田さんは、
仏陀であろうとキリストであろうとアインシュタインであろうと、死んだ後はろくな飯も食っていないわけだから頭がボケて某教祖のことを褒めても別に変じゃないと思う。生きている時に偉大だから霊になっても偉大だと思うのは単なる権威主義。それは生きている時の業績を見たりその本を読んでああって思うのはいいんだけれども、死んだ後とか年取った後でその人の言ったことを全肯定、全否定するっていうのはただ単に思考停止だと思う。
過去の偉大な人物の霊が某教祖を凄いと言っているという主張に対して「いやそんなことを言っているはずがない」と反論するのは論理のすり替えであり、相手の論法に乗っかっちゃっている。それは嘘だよと反論するのではなく、死後あんたのことをどうどう褒めようがそんなことは知らねえよと応じるべきだ。偉人たちが生きていた時代には某教祖のことを凄いとは言っていないのだから、別にその偉人が死後に頭が悪くなっちゃって何を言おうと関係が無い。
というように批判をしていたが【要約・改変あり】、私自身はイマイチ納得できないところがあった。というのは、上記では、仏陀やキリストやアインシュタインはそれぞれ生前は偉大だったが、死後はろくな飯も食っていないので頭がぼけてしまったということが前提になっているが、もしかすると死後にはもっと立派な神様に昇格しているかもしれないからである。なので、死後頭が悪くなった偉人たちが某教祖を褒めたのか、それとも死後にさらに偉大になって褒めたのかはどちらとも言えないように思う。

 ま、そういう疑義はあるが、岡田さんが指摘しておられるように、どのような偉人であっても、若い頃、活躍していた頃、晩年というように変化していく。岡田さんは、

●石原慎太郎さんは、若い頃は「そこそこいい文学者」→年取ったら「ダメな政治家」→もっと年取ったら「ひどい政治家」

という例を挙げておられたが【要約・改変あり】、要するに、人生のある時期に偉大な業績を残したからといって、その人の晩年、あるいは【死後の世界を想定している場合の】死後の「霊言」を無批判に受け入れて権威づけするというのは間違っているという岡田さんの指摘はその通りかと思う。

 なお、3月4日に取り上げたように、いまの時代、故人の発言、著作などをAIに学習させれば、別段霊的な能力などを持たなくてもその故人と仮想の対話をすることが可能になってきた。これにより、過去の偉大な哲学者、英雄、教祖などに人生相談をもちかけたり、現代社会の難問題についてアドバイスを求めることもできるはずである。但し、そうして得られた回答が適確なものであるかどうかは全く保証されない。




 もとの話題に戻るが、

岡田斗司夫が神の存在を信じない理由がこちらです「この世の宗教とは全て”アテにならない攻略情報”なんですよ」【岡田斗司夫 / 切り抜き / サイコパスおじさん】

という動画では、続いて別の教団の話題が取り上げられていた。この教団は、3月6日の日記で言えば『C教団』にあたる。岡田さんの発言内容は以下の通り【要約・改変あり】。
  1. D教団と同じようなもの。
  2. C教団は、○×という人がイエス・キリストの次の救世主だとしている。しかし、神から遣わされた救世主であろうと、神から遣わされていないドナルド・トランプよりも影響力が無い訳なんだから、神から遣わされたというのは現代においてはそれぐらいの意味しか持たないという風に考えたほうがいいんじゃないか。
  3. 宗教がそんなに大きな力を持ち得た時代っていうのは、言葉だけではもう届かない。なんかもっと別のものを持ってない限り。
 上掲の動画ではこの程度の簡単な内容で終わってしまっているが、検索したところ別に以下の動画があった。
  1. 【2年前】【岡田斗司夫】過去に教え子が○×に入信してしまい、最悪の結末になった・・・山上徹也 宗教 自民党 政界 合同結婚 毒親【切り抜き】
  2. 【1年前】【○×教会のリアル】「○×教会含め、〇〇な宗教は全部ロクでもないです」岡田斗司夫の制止を無視して○×教会に入った教え子の末路がこちら…【岡田斗司夫 / 切り抜き / サイコパスおじさん】
但し切り抜きのため、同一動画が重複している部分がある。

 3月6日の日記にも書いた通り、このC教団は私が学生時代から正体を隠した勧誘をやっており、また私自身もニセ募金で騙されたことがあった。安倍晋三・元首相の事件以来社会的な批判も集まっており、教祖の死亡で四分五裂を繰り返していくだろうから、私自身がここで改めて批判を述べる必要はなかろうと思う。
 ちなみにこの教団について私が1つだけ評価しているのは、信者はタバコを吸わないということだ。強度のニコチン依存に陥っている人はいったん信者になって禁煙生活を確立しその後脱会すれば、世間一般の禁煙外来のサポートよりはるかに有効なのではないかと思ってみたりするが、脱会できずにニセ募金などの反社会的な行為を続けるようではどうしようもない。
 教祖がすでに亡くなっていることもあるし、そもそも外国人が教祖で日本人をそれに隷属させるような宗教がこの先流行るとは思えない。但し、残された元信者や信者二世、三世に対する社会復帰のサポートは必要であるように思う。

 3月6日の日記では、上記のC、D教団のほか、A、B、E、Fなどがあるが、今回の連載ではこれ以上言及しないこととする。次回は、岡田さんの別の動画で言及されている、神道、仏教、キリスト教などについて考察したいと思う。

 次回に続く。