じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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【インドネシアその17】キャッサバ料理 今回のツアーでは「ジオウォーク」の一環として、昔の河岸段丘の地形を見るために中部ジャワ州ウォノギリ県プラチマントロ郡にあるペティルサリ村(PETIRSARI)を訪れた。マニアックな観光ということもあり、この地を訪れた日本人ツアーは今回が初めてであったという。村の公民館では地元の人たちが盛大なおもてなしをしてくれた。 写真上は、チロック(Cilok)というタピオカ粉を練り、ミートボール状にして茹でたもので、見学中にバイクで通りかかった物売りのおじさんが売っていたもの。味は蒟蒻ににていた。 写真下は、公民館でごちそうになった地元の料理で、バナナや落花生とともにキャッサバのフライ料理をごちそうになった。 今回のツアーは活火山などの人気スポットが多かったためどこへ行っても観光客で賑わっていたが、この場所だけは観光とは無縁の場所であり静かに風景や村の暮らしに接することができた。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「動物園のルーツ」/植物園・水族館のルーツ 7月11日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
まず、溝井裕一さん(関西大学)&ナレーションによる解説は以下の通り。
なお、解説の途中に挿入された田中直樹さんからの動物ネタは以下の通りであった。
ここからは私の感想・考察を述べるが、まず、このWeb日記にも何度か書いているように私は動物園好きであり、京都で暮らしていた頃には京都市動物園に何度も足を運んだ。その思い出話は2016年7月26日とその翌日にある。子ども連れで動物園を訪れる目的は珍しい動物を自分の目で確かめることにあるが、自分一人で何度も訪れる場合はそうではなくて馴染みの動物に会いに行くことが目的となる。もっとも何年、何十年も経つと、動物の宿命として代替わりが行われ、馴染みだった動物が剥製標本になっていたりする。 ところで動物園での飼育は動物虐待になるのではないかという議論がある。確かに私が子どもだった1950年代の動物園は、こちらの写真が示すように動物たちを狭い檻に閉じ込めたり足に鎖をつけて展示していたりして、今の時代から見れば虐待にあたると言われそうな飼育環境にあった。 その後多摩動物公園のように、檻越しではない形で動物が見られるようになり、飼育されている動物たちのストレスもかなり軽減したように見受けられる。 それはそれとして、動物たちのQOLを考えるのは難しい。動物園の檻の中より野生で暮らすほうがQOLが高いと思い込みがちであるが、野生の動物は常に天敵を警戒しおびやかされながら生きており、また常に飢え死にの危機に直面している。それよりも、何もしなくても毎日エサが与えられ24時間365日檻の中で暮らすほうがよっぽど楽かもしれない。実際動物園で飼育されている動物のほうが野生動物よりは遙かに長生きできる。また牛などは巨体を維持するためには日々草を食べて反芻で消化するのが精一杯であって、繋がれていてもそれほど不自由には感じていないかもしれない。 動物のQOLについてはちゃんとした論文も出ているようだが、おそらくはスキナーが言うような「行動して、その結果として強化される権利」がどこまで保証されているのかがカギになるかと思う。なので檻の中でごろ寝しながら暮らしている動物たちは「獲物を捕まえる」、「果物を見つける」といった行動が強化される権利を剥奪されているという点で低いQOLを強いられていると言える。これを改善するには、それなりに「働いてエサを得る」環境で飼育するといった改善が必要かと思う。 動物園のルーツについて取り上げられた機会に、植物園や水族館のルーツについてChatGPTに尋ねてみた。回答は以下の通り。 動物園・植物園・水族館は、いずれも自然界の一部を人間の手で集めて展示・保存・研究・教育・娯楽の目的で設けた施設です。それぞれのルーツは古代にさかのぼりますが、近代的な施設としての発展は18?19世紀以降のことです。以下にそれぞれの起源と発展の概要を示します。 ## ??【動物園のルーツ】
## ??【植物園のルーツ】
## ??【水族館のルーツ】
## まとめ(一覧表) | 施設 | 最初の成立地・年 | 主な目的(当初) | 変化した目的 | | 動物園 ?? | ウィーン(1752) | 王族の権威・珍品収集 | 教育、保全、レクリエーション | | 植物園 ?? | パドヴァ(1545) | 薬草研究(医学) | 植物学研究、教育、環境保護 | | 水族館 ?? | ロンドン(1853) | 海洋生物の観察・研究 | 娯楽、教育、環境保護、展示技術 | 今回の放送では、最も古い近代動物園は『パリ植物園の敷地内にある動物園で1795年設立となっていたが、ChatGPTのほうでは『シェーンブルン動物園が挙げられていた。こちらは1755年開園で確かにこちらのほうが古く、ネット上の他のサイトでも「世界最古の動物園」として紹介されているところもある。ま、単に飼育実績があるというだけでなく、一般庶民にいつから公開されるようになったのかも考慮する必要があり、パリとウィーンのどちらが古いのかは一概には断定できない。 植物園が薬草研究をルーツとするというのは理解できる。植物を並べて展示するだけなら庭園と区別が難しい。薬草以外の植物、例えば穀物類、果樹、花などの品種改良目的の植物園もあったはずだが、一般公開には至らないだろう。 最後の水族館だが、海洋生物の飼育は動物園の飼育より技術的に難しいので、ルーツがいちばん最近になっていることは頷ける。金魚や錦鯉の展示なら古くからあったと思われるが水族館とは呼べないだろう。 次回に続く。 |