じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 桔梗は同じ枝に蕾、満開、萎れた花がみなくっついているところが面白い。2000年7月13日の日記では「人生を象徴する花」などと書いたこともあった。
ところでこの写真は7月8日に撮影したものであったが、9日の夕刻、何者かによって、すべての枝がへし折られているのに気づいた。子どもによるイタズラか、嫌がらせかワカランが、むごいことをする人もいるものだ。


7月9日(金)

【ちょっと思ったこと】

投票率全国一の村と、投票率最低の県

 昼食時に視たテレビ番組で、表記の話題を取り上げていた。それによれば、国政選挙の投票率で全国一を続けているのは富山県利賀村、いっぽう、最低の県は茨城県であるという。

 ネットで検索したところ、利賀村のほうは今年の11月に近隣八町村が合併し南砺市になることが決まっており、行政単位としての全国一は今回が最後になるかもしれないということだった。

 いっぽう、こちらのニュースによれば、茨城県の参院選投票率は、過去4回で全国最低3回、2位1回と深刻。各都県選管の委員研修会でも分析されたが、低投票率の要因は他県と同じで、茨城県選管も「茨城がなぜ低いか理由はわからない」と首をひねっているという。

 私が知っている茨城県在住の日記書きと言えば、餌子さんぴったんこさんidaさんとこりさん龍成くんなどなど。それぞれきわめて個性的で共通点はひとかけらもなく、日記の内容から投票率低下の原因をさぐることは到底不可能。




「再会」にまつわるちょっとした疑問

 各種報道によれば、拉致被害者の曽我ひとみさんが1年9カ月ぶりに、夫のチャールズ・ジェンキンスさん、長女の美花さん、二女のブリンダさんと、インドネシアのジャカルタで再会を果たした。本来当事者の自由意志で「いつでもどこでも会える」権利が保障されるべきところ、国家間の駆け引きでこれほど長期に家族が分断されていたことは許し難いことであった。とはいえ、とにかく再会が実現してよかったよかった。

 ということで、疑問に思ったことをいくつか。

 まず、しばしば報道される「ジェンキンスさん」というのは、名ではなく姓。ということは、北朝鮮で正式に結婚しているのであれば、「曽我ひとみさん」ではなく「ジェンキンス・ひとみさん」、もしくは「チャールズ・ジェンキンスさん」ではなく「曽我チャールズさん」になるのではないかと思うのだが、どうなんだろうか。北朝鮮や韓国では、結婚しても夫婦別姓なのだろうか()。

 次に、ジェンキンスさん家族は、日本政府のチャーター機でジャカルタに向かったということだが、この場合、北朝鮮の領空を離れた時点で、一時的に、日本の法律が及ぶ空間に入ったということにはならないのだろうか。もしこの時点で米国が身柄引き渡しを求めた場合は、どう対応したのだろうか。

 また、このチャーター機の航路だが、いくら臨時便とはいえ、定められた管制コースにしたがって飛行するはずだ。この場合、最短ルートは、ピョンヤン→上海→シンガポール経由あたりかと思うが、ひょっとして、沖縄上空を通ったということは無いのだろうか。ジェンキンスさん一家が機上からどういう景色を眺めたのか、ちょっと気になるところではある。

 以上、トリビアな疑問をいくつか述べてみたが、今後いちばんの問題となるのは、日本永住問題よりも、曽我ひとみさんのお母様が同時に拉致され行方不明のままになっているということを家族全員がどう受け止めるかということにあるのではないかと思う。曽我ひとみさん個人に限って言えば「拉致されたことは不幸であったが、結果的にジェンキンスさんと出会えてよかった」と受け入れることもできるが、お母様の問題はこれでは解決しない。このことがきっちり解明されて初めて、一家の平穏な生活が実現できるのではないだろうか。

7/10追記]
掲示板にて赤根様より以下の情報をいただいた。どうもありがとうございました。
韓国・北朝鮮では、中国と同様、結婚しても姓は変わりません。
なお日本人が外国人と結婚した場合も、姓は変わりません。
ただし、婚姻届提出後6ヶ月以内に「外国人との婚姻による氏の変更届」を提出すると、配偶者の氏に変更できます。