じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真]  大学本部棟の、「六高菊桜」がいつの間にか伐採されていた。8月末の台風で倒れてしまったのか、その前に病気で枯れてしまったのかは不明。この株については、2000年4月30日の日記(下段)に解説看板の写真がある。その後2004年2月に、本部棟前に移植。今年の4月にもちゃんと花を咲かせていたのに、どうしたことだろう。やはり老木の移植は無理だったのだろうか。


9月2日(木)

【思ったこと】
_40902(木)[心理]国家公務員共済組合のブライダルネット

 某Web日記を通じて、国家公務員共済組合(KKR)がなっなんと結婚情報サービスを提供しているということを知った。KKRは名称のとおり国家公務員により構成される共済組合であり、私も強制加入させられている。法人化により身分上は国立大学法人の教員は国家公務員ではなくなったが、共済組合自体は元のまま存続している模様である。

 さて問題の「KKRブライダルネット」には、

●KKRブライダルネットは「個性・相性診断メトコス(FFS理論)」によりベストマッチングなお相手を紹介します。

と書かれてある。入会金無料で会費毎月3150円(ただし、キャンペーン期間中の現在は1050円)。ということだが、なんでまた、こんな事業を開始したのだろう? 非婚率増加、あるいは少子化に歯止めをかけるために、国家公務員も少しは協力しましょうという趣旨なのだろうか。

 当該サイトでは「個性・相性診断メトコス(FFS理論)」なるものが宣伝されている。このことに関する知識は全く無いが、関連サイトをいろいろ検索してみると、運用を結婚産業に丸投げして仲介手数料を稼ごうとしているのでは? という疑いも出てくる。ちなみに、googleで「メトコス」を検索すると、運用に関わると見られる当該の民間企業、自動車関連の有限会社に続いて、第三位でKKRの相性診断システムがヒットする。当該企業の第一のお得意様というわけか。

 この「KKRブライダルネット」で1つだけ気に入らないのは、「ご登録いただく個人情報(プロフィール)」として、「生年月日」、「性別」、に続いて「血液型」が含まれていることだ。お互いに輸血をするわけでもあるまいし、なんで「血液型」を公開しなければならないのだ? まさか、KKRまで、「血液型相性判断」に毒されているのではあるまいなあ。合理的、科学的な根拠が無いならば、無用な偏見や差別を避けるためにも血液型項目は避けるべきである。いずれKKR宛てに「血液型項目」について公開質問状でも出してみるかなあ。

 余談だが、9月3日の朝日新聞記事によれば、初めて時価評価を採り入れた国家公務員共済組合の2002年度収支は、84億円の赤字。1999年の財政再計算での見通しに比べて、保険料収入も運用収入も見通しを大幅に下回ったとか。ま、ブライダルネットの趣旨はどうあれ、登録者が増えることでKKR全体の運用収入が好転するのであれば、私の年金もすこしは安泰になる。全国の独身公務員の皆さん、KKRの財政健全化と年金への不安解消のために、ブライダルネットに登録しましょう。