じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
サンペドロ・デ・アタカマ郊外にある月の谷。ガイドの説明によれば、塩湖が隆起、浸食されてできた地形であるという。塩分があるため、岩山が普通に浸食された場合に比べると固まりやすく、切り立った地形になりやすいようだ。全体に赤みがかっており、「月の谷」というよりは「火星の谷」といった感じであった。
日の入り前に雲の切れ目から夕日が差し込み、奇跡的に美しい夕焼けを堪能することができた(写真右)。 なお、大サイズの写真は、サーバー容量の関係で1日限りの公開とさせていただきます。 |
【ちょっと思ったこと】
航空機の座席の欠番は4と13だった 8月13日の日記で「13日金曜日」の話題を取り上げた。そのさい、「座席番号からわざわざ「13」を外している航空機はけっこう多い。」と記していたが、今回の学会出張の際に、ANAの航空機内でそのことに注意を向けてみた。その結果、13番のほか4番も欠番となっていることが確認できた。 4番が欠番となっているのは「シ=死ぬ」を連想させるためであろう。ホテルや民間のアパートなどでも「4号室」(あるいは下一桁が4)を欠いているところは結構多いようだ。 しかし、いくら縁起が悪いといっても航空機内のことである。墜落すれば座席番号に関わりなく全員絶望となる可能性が非常に高い。にもかかわらず「4番」や「13番」は嫌だという乗客が居るのだろうか。そんなことを気にするくらいなら飛行機に乗るなと言いたいくらいだ。 石原大臣のノーネクタイ姿 9月7日朝のNHKニュースで、石原伸晃・国土交通大臣が何かの会合に出席されている映像が流れた。その際、少々目立ったのが、大臣のノーネクタイ姿である。ファッションに疎いので何と呼ぶのか知らないが、やや袖の短い詰め襟のような上着を羽織っていて、一番上のボタンは外されていた。 ノーネクタイ姿は、あるいは省エネ推進の姿勢を示すためかと思われるが、同席した他の人たちは全員、背広・ネクタイ姿であったために、ちょっと異様に見えた。背広姿に取り囲まれて一人だけノーネクタイというと、何だか、某・北国の将軍様を連想してしまう。 |
【思ったこと】 _40906(月)[心理]日本行動分析学会第22回年次大会(2)随伴性をめぐる議論 昨日の続き。昨日の日記では ●基礎的研究よりも、「応用」、「普及」、「実践」を志向する参加者が多数を占めていたような印象を受けた。 と書いたが、その一方、強化の随伴性という、きわめて基礎的・概念的な枠組みをめぐって議論が交わされた。4日の夕刻に休憩室で休んでいたところ、議論のきっかけとなった口頭発表者と質問者がたまたま居合わせ、それに別の参加者も加わって、けっこう面白いやり取りがなされていた。今回の大会では、個人の研究発表や種々のシンポより、休憩室での議論のほうで有用な情報を仕入れることができた。 さて、今回特に注目されたのは「阻止の随伴性」をめぐる議論である。「阻止の随伴性」というと私の授業なのでは当たり前のように使っているけれども、実は、これは、『Elementary principles of behavior.』の第一著者のマロット先生が、佐藤方哉先生とのやりとりをヒントに新たに提唱した概念であって、必ずしもすべての行動分析家に受け入れられているわけではない。というか、むしろ、絶対的少数派と言ったほうがよいかもしれない。 この概念をめぐっては、1996年の国際会議の際にも私自身、意見を述べたことがある(こちら参照)が、その際にも、著名な某・行動分析学者から「Prevention Contingenciesって何だ?」という問い合わせをいただいたほどである。 今回の議論は、日本では5本の指に入るといってもよい、著名な行動分析学者の口頭発表をきっかけに交わされたものであったが、そのお方も、実は、「阻止の随伴性」概念をご存じなかったか、もしくは、重要性を全く認めておられなかった様子であった。 こうしてみると、このあたりで再度、行動随伴性、特に阻止の随伴性概念について、私自身も見解をまとめておく必要がありそう。10月1日締切の紀要論文に、このことを反映させようかと思う。 今回、考えをまとめる必要が特にあると思ったのは、
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