じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] My風景Top100(大サイズ写真アルバム)の第6作は、中国・蘇州の大晦日(但し、旧暦。1981年2月4日撮影)。あれから四半世紀。人々の服装も街並みもさぞかし変わっていることだろう。


12月14日(火)

【ちょっと思ったこと】

一万円札で怪我をする

 ボーナス支給以降、新しい一万円札を手にすることが多くなったが、某支払いのために何枚かをまとめて財布から取り出そうとしたところ、財布を持っていた左手の中指にあたって擦り傷を負ってしまった。材質や厚さは変わらないはずだが、新札のせいだろうか、指にあたる角度によっては剃刀並みの危険度がある。ご注意願いたいと思う。

【思ったこと】
_41214(火)[一般]取材をいやがるわたし

 血液型性格判断資料集へのアクセス集中があったせいだろうか、さいきん、私のところに電話やEメイルで取材を申し込んでくる新聞社、テレビ局(←正確にはテレビ番組制作子会社)、雑誌社が多くなってきた。

 多忙な時期でもあり無愛想に応対せざるを得ない状況にはあるが、取材を求める側も私のWebサイトの内容をちゃんと読んだ上で申し込んでほしいものだ。

 取材申込みの中には、「血液型性格判断を否定する理由を教えてください」などという一般的な質問をしてこられる方がある。たぶん、いろんな心理学者に同じ質問を送って、誰か一人でも答えてくれれば記事にできると考えているのだろう。しかし、10月14日の日記にも記したように、私自身は「否定論か肯定論か」という問題の立て方自体が間違いであると主張しているのであって、そういう質問はお門違いだ。Webサイトをちゃんと読んでから出直してこいと言いたい。

 ということもあって、そういう取材申込みに対しては、

●まず私のWebサイトをお読みください。その上で、記載内容に疑義があれば、ご質問をお送りください。

と、お返事させていただくことにしている。

 Webサイトに書いていなかったことについて問い合わせを受けた時はどうするか。質問内容に一般性があり、かつ私自身で答えられる内容であると判断された場合は、質問者に個別に答えるのではなく、まずはWebサイトに回答を掲載するというのが私の方針だ。記事はそこから引用していただけばよい。

 なぜ個別にお答えしないのか、については、こちらのお願いにも記した通りであるが、マスコミの取材の場合は、それに加えて著作権の問題が出てくる。例えば、私がある雑誌社に対して、今までWebサイトには一度も書いたことが無いような考えを述べたとする。それが記事として紹介された場合は、私自身でさえ、許可を貰わなければその内容を転載することができない。また、私の考えに興味のある方は、当該雑誌を買わなければその内容を閲覧することができない。

 インターネット上で自分の考えを自由に伝えることができる時代にあって、お金を出さなければ買えないような雑誌上でなぜ意見を表明しなければならないのか、私には理解できない。小説家のように原稿料で生活している人ならそれも当然だろうが、私は別段、そういう収入を求めていない。




 ちなみに、私の場合、雑誌社・テレビ番組制作会社からの取材に比べると、新聞社からの取材には比較的丁寧に応じる傾向がある。新聞社の場合も長期的には定期購読者数と広告収入が経営の基本ではあるが、個別の記事で売り上げを増やそうなどという意図は少ない(←店頭販売を主体とする新聞は別)ように思う。電車の中吊り広告で売り上げを伸ばそうとする週刊誌や視聴率アップを至上命題とする民放制作会社は、その点でやや性格が異なる(ま、大手新聞でも時たま、センセーショナルな特ダネをトップに取り上げるところはあるが)。

 なお、取材に対する私の考えはずっと以前から変わっていない。1999年5月20日の日記に、「Web日記を書くことについての取材」に関連してその考えを述べたことがある。