じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
岡山では連日、最低気温が氷点下となる寒さが続いているが、それにもめげず花を咲かせているバラがある。なお、このバラは2005年1月5日の日記に掲載したのと同じ株。もともとそういう品種なのだろうか。
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【ちょっと思ったこと】
年内の授業、あと4日 私の大学では、授業は12月22日まで。月曜日に3コマ、火曜日に1コマ、水曜日に1コマ、木曜日は修論個別指導、他にいろいろな会議があって大変な4日間となるが、これを乗り切ればめでたく新年を迎えることができそうだ。 12月23日以降は公式日程は何も入っておらず、年休も35日分ほど余っている(翌年度繰越は20日分までなので、15日分は未消化)。最近は土日に入試や出張があっても日当は支給されず、平日に代休(振休)を必ず取れと言われる。ところが私の場合、授業期間中は、月曜日から金曜日まで毎日授業をやっているので代休を取ることができない。海外登山ツアーなのに、年休は1日も使わずというのもあったくらいだ。ま、そうは言っても、大学教員などは、休みの日に自分の仕事をしなければやって行かれない。研究室と自宅アパートが近いこともあり、17日(土)も18日(日)も大学に出向いてシラバス入力や授業準備に取り組んだ。年末も28日頃までは年休や代休の設定があるにも関わらず連日「出勤」することになりそう。 メドとモクト NHKのニュースでアナウンサーが繰り返し「モクト」と発言していたので、「メド」の間違いではないかと辞書を見たら「目途=モクト」であった。ちなみにATOKの漢字変換では、「メド」は「目処」または「目途」と変換される一方、「モクト」は「目途」だけとなる。 ネットで検索したところ間違いやすい言葉の正誤判定というところに簡潔な解説があった。このサイトには看板に偽りありという興味深いコンテンツもあり。私のWeb日記などはしょっちゅう誤変換や言い間違いをしている。指摘されないように注意しなければ。 |
【思ったこと】 _51218(日)[心理]反則金が交通違反を防ぐ理由 行動分析学の授業の中で、「反則金を取られたことで、安全運転をするようになった場合の行動随伴性は、好子消失阻止の随伴性である」と説明したら、受講生から、「反則金を取られることは不快であるので、嫌子出現ではないか」との質問を受けた。 この種の(私から見れば)誤った解釈は、しばしば卒論考察の中にも登場するので、これを機会にもう一度確認しておくことにしたい。 「不快感」が嫌子でないという一番の理由は、それは、外部環境の変化によって結果的にもたらされた「感情」にすぎないからである。その「感情」をもたらした真の原因は、あくまで、「好子である現金の一部が、反則金支払いという形で自分の財布から消失した」ことにあるのだ。 どういう結果が「好子」や「嫌子」になっているのかを見極める1つの方法は、確立操作の可能性に委ねることができる。 ストーブに火をつけるのは何故かという連載で
これと同じ論理を反則金に当てはめてみると、
(あまり現実的ではないが)もし反則金だけで交通安全を徹底しようと思ったら、「交通安全」などという具体性の無い幟をいっぱい立てるよりも、「こういう違反をしたら反則金○○円」と具体的にルールを明示し、かつ、これは皮肉なことだが、交通安全とは全く関係なく「○○円ではこんなもの買えます、お金は大切にしましょう」とアピールしたほうが効果的ということになる。 なお、厳密に言えば、交通安全のためには ●前方の人や車、信号、標識、車間距離、速度計などに注意しならが運転する行動 を強化することと同時に ●スピード出し過ぎ、携帯電話使用、飲酒 といった違反行動を弱化する対策の両方が必要である。 それから、反則金の徴収は違反の直後に行うことが最も効果的である。ネット送金やクレジットカード払いなどを認めてしまったのでは「好子消失」という環境変化が曖昧になり、効果は期待できない。但し、「わざわざ郵便局や銀行に出向いて支払い」は、当人に「お金の消失」に加えて時間的制約を課すことになるので、かえって有効に機能するかもしれない。 |