じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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晴れの国おかやまの朝
1月13日は冬型の気圧配置が強まり、午前6時〜7時台の気温はマイナス1.0℃以下となった。写真右上にあるように中国地方では各地に雪の予報が出ているが(午前6時前)、さすが「晴れの国」、岡山県南部だけは唯一、晴れマークになっていた。 写真上は月齢27.4の月。写真下は日の出直後。 なお、夕食後の散歩時に眺めた限りではオリオン座・ベテルギウスの明るさはプロキオン並みであり、肉眼で眺める限りでは爆発を予感させるような変化はなかった。東の空にマイナス1.1等級で輝く火星のほうがはるかに明るかった。 |
【思ったこと】 _a0112(火)[心理]2009年度版・卒論執筆の手引き(2)序論の構成 昨日の日記で述べたように、序論ではまず、 本研究は、○○について、××という方法を用いて、▲と▽がどのような関係にあるのか(あるいは、「▲という仮説は成り立つか」、「▲はどのような条件のもとでどのように生じるのか」などなど)を明らかにすることを目的とする。というような要約的な段落を入れることが望ましい。 そしてそのあとの構成としては、以下を基本とすることをオススメする。
「取り上げることの意義」をどの程度強調するかは、は、研究者集団あるいは世間一般で、そのテーマがどの程度重要視されているのかによっても変わってくる。例えば、現代社会で問題となっている少子高齢化問題をテーマとする場合は、読者側がすでにその重要性を認識しているので、改めてくどくど述べなくても理解されやすい。いっぽう、特定領域の少数の研究者集団が議論しているだけのテーマであれば、集団外の人間にも分かるような意義づけがなされなければならない。でないと、閉じた世界の中での後継者再生産型の研究と見なされてしまう。このほか、世間一般で常識とされていることを覆すような形で研究を展開することも可能であるが、その場合には、きっちりと証拠を揃えておくことが必要である。 ありがちな手段として、「このことについて、大学生を対象とした研究は少ない」という「意義づけ」をする人がいるがこれはあまり感心できない。但し、卒論は、オリジナルの研究というよりも教育訓練的な位置づけになっているので、研究方法や結論の導出に確実性があれば必ずしも低く評価されることはない。 次回に続く。 |