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9月19日の日記で、HDMI端子をRCA端子(赤白黄のコンポジット)に変換するアダプターの話題を取り上げた。しかし、残念ながら、実際にDVDデッキの映像をRCA端子経由でmp4形式の動画に変換すると、画質がかなり落ちることが確認された。そこで、もともとのビデオカセットテープ(DVC)からS端子経由で画像を取り込んだところ、何とか、アナログTVレベルの画質を保てることが分かった。左の写真上はS端子経由、写真下はRCA端子のみ。写真上のほうが画質が向上していることが見て取れる。 さっそく、S端子経由でmp4形式に変換した動画の第一弾をこちらに公開した。この時の旅行では、90分のビデオテープで毎日1〜2本の撮影をしており、私自身としても、同じ場所を再び旅行した気分になれる。新型コロナで海外旅行が不可能となっているいま、昔のビデオの再生は大きな楽しみとなってきた。 なお、ビデオカセットテープ(DVC)で撮影した動画は超解像技術でさらに高画質化できる可能性もある。ビデオテープ自体はまだ経年劣化していないようなので、このまま保管し、子孫に遺そうと思っているが、もともと自己満足的な録画ばかりなので、子孫が大切に扱ってくれるかどうかは定かではない。 |
【連載】「刺激、操作、機能、条件、要因、文脈」をどう区別するか?(13)確立操作に関する1999年のシンポ(4)確立操作概念導入の問題点 昨日に続いて、1999年に日本行動分析学会第17回年次大会(北海道医療大学)で行われた、 ●「動機づけ」の行動分析:確立操作の概念の再検討と応用可能性 というシンポについての話題。 長谷川の話題提供(抄録の26ページ)では、続いて、確立操作概念導入の問題点を指摘している。当該部分を再掲すると以下のようになる。
このうち1.は、9月15日や9月16日で論じた、行動随伴性と時系列の問題にかかわっている。 次の2.は、9月11日に取り上げた「手続段階と理論段階での用語体系の違い」に関連している。上掲の物理的定義(手続的定義)とは、手続段階の用語体系であり、機能的定義(制御変数的定義)とは理論段階での用語体系と言える。なお、後者の理論段階というのは、帰納的に集約された法則を記述する体系であるが、そこで確定された要因や条件と行動の変化・変容にいたるまでの流れは「プロセス」と呼ばれることもある。「理論段階での用語体系」というのは「プロセスを記述した用語体系」と言い換えることもできるだろう。 最後の3.であるが、行動内在的随伴性、あるいは自然随伴性においても、それなりの確立操作はありうるとは思う。 ちなみに、ここでいう「行動内在性」とは、
元の話題に戻るが、自然随伴性にかかわる確立操作としては、
不定期ながら次回に続く。 |