【小さな話題】55年前の『ウルトラQ』と21年前の『プロジェクトX』
4月以降、懐かしい番組を視る機会が増えている。もっとも、私の場合、テレビを視る時間が限られているので、録画がたまるいっぽうで、感想を記す時間がなかなかとれない。
- ウルトラQ
NHK-BSPの番組表で偶然気づき、第4話『マンモスフラワー(巨大植物ジュラン)』から録画を始めた。ウィキペディアによれば、1966年1月2日から7月3日まで、TBS系列で全27話が放送された。今回、『ウルトラQ 4Kリマスター版』として放送されるようだが、全話が放送されるのか、ごく一部のみとなるのかは確認できていない。
1966年と言えば、私が中学1年〜2年の頃であった。番組内容にマッチする視聴年齢であったため、ほぼ毎回視ていた。今回は、4Kリマスターというだけあって画像は精細であり、当時の未熟な特撮技術を十分にカバーしていた。突然出現した怪獣と正義の味方が戦いハッピーエンドに終わるというようなワンパターンの怪獣ドラマとは異なり、このウルトラQは、当時の世相、こちらの記事の言葉を借りれば「昭和ダークネス」を反映した内容であった。
ちなみに、1966年7月からは、ウルトラQの後続として、ウルトラマンシリーズが始まり大人気となったが、中学2年の私から見れば子供だましの印象が強く、その後は全く視ていない。もっとも、息子が5〜6歳の頃に歴代ウルトラマンや怪獣にハマったことがあり、ウルトラマンシリーズが世代を超えて子どもを引きつける偉大な作品であったことは間違いない。(孫は今のところハマっていないようだ)【こちらに関連記事あり】。
- プロジェクトX〜挑戦者たち〜
3月30日から4Kリストア版の放送が開始された。これまでのところ、「#1 富士山レーダー【2000年3月28日】」、「#3 青函トンネル」、「#21 東京タワー」、「#7 新幹線」が放送されており、欠かさず録画している。もっとも、ウィキペディアのリストによれば、4Kリストア版として放送されるのは全話ではなく、#2の「VHS」、#4の「胃カメラ」、#5の「CVCCエンジン」、#6の「公団住宅」などは割愛されている模様。
プロジェクトXについては過去に何度か感想を書いたことがあった。
感動的な回もあったが、2001年12月12日に指摘したように、一部、過剰演出【困難要因を過剰に寄せ集め、それを乗り切ったことを称えるような演出】もあったように思う。
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