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【連載】チコちゃんに叱られる!」「SDGsクイズ」「なぜ赤いのに金魚」 昨日に続いて、 12月16日に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
まず3.のSDGsであるが、私も概要や「S」が「サステナブル」の略であるところまでは知っていたが、「D」や「G」が何だったのかは忘れてしまっていた。さっそくウィキペディアで調べたところ、「D」は「Development」、「G」は「Goals」であることが確認できた。 放送では「チコっとやれば誰でもできるSDGsクイズ」と題して3つのクイズが出題された。
ちなみに我が家では、3.はすでに実践済み。2.については、配達時間を在宅が確実な19時以降に設定しているが、時たま、午後の留守中に配達されたものの受け取れず再配達になることがある。宅配ボックスがあればそれにこしたことはない。1.については冬場はどうしてもお湯を出そうとするのでなかなか守ることはできない。給湯管の中のお湯を無駄にしないためには、給湯タンクではなく従来型の瞬間湯沸かし器が良さそうにも思えるが、どうだろうか【私が子どもの頃の瞬間湯沸かし器は種火がつけっぱなしになっていて、それなりにCO2を発生していたが】。 4.の「なぜ赤いのに金魚という?」という疑問を目にした時、あれ?これって前にも見たことがあると思ったが、チコちゃんで前に放送されたのは、「なんで鯛は赤いの?」(2020年7月3日放送)であることが確認できた。その際、 ●「金魚はなぜ赤いのか?」は、おそらく人間がそのように品種改良した結果であると言える と記したことがあったが、なぜ赤い色に品種改良された魚を「金魚」と呼ぶのかについては考えたことが無かった。このほか、金魚は英語でGoldfishと呼ばれることから、そのGoldが直訳されて「金」になったという考えも浮かんだが、実際はその逆で、中国語の「金魚」が「Goldfish」に訳された模様である。 さて放送では、正解は「金属みたいだから」とされた。金魚が誕生したのは約1700年前の中国の晋の時代、長江下流域の浙江省近辺で誕生したと言われており、後に書かれた『本草綱目』にも「金魚」という項目があった。岡本信明先生(横浜美術大学学長←この回は、「お腹がなぜ鳴る」を解説してくださっった埼玉大学学長を含めて学長先生が2人も登場された】によれば、昔の金魚は今ほど赤くはなかった。もともと金魚の祖先はフナで突然変異で色が赤くなったヒブナがルーツ。ヒブナは真っ赤というよりもオレンジ色でキラキラと輝いているが、漢和辞典によると金は黄金だけでなく銅や鉄など輝く金属全般を表すとされていた。そこから金属のような光を持っていたことから金魚と呼んだとされる。その一方で別の説もある。金魚はもともと非常に高級だったため金のように貴重で高価な魚という意味で金魚という名前がついたとも言われている。日本に入ってきたのは1502年で大阪・堺市に伝わったが当時は戦国時代でもあり、貴族や大名などの富裕層に楽しまれる程度だった。江戸時代になると町でも金魚が売られ始め、養殖・大量生産の技術が発達し庶民の間に広まった。江戸時代後期には空前の金魚ブームが到来しペットとして飼う文化が定着したという。 放送ではこのあと、葛飾区の老舗の金魚店の社長さんにより、珍しい金魚や、高級金魚歴代ベスト3が紹介された。 なお、これを機会に「銀魚」や「銅魚」についても調べてみたが、「銀魚」はシラウオのことを漢字で表記する場合(特に中国)があるようだ。銅魚については、フグの一種にブロンズパファーという淡水フグがいることが分かったがあまり一般的ではないようだ。 |