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ウォーキングコース沿いのコンビニの入口に新製品の垂れ幕がかかっていた。その中の「海からクソ」という文字が目についたが、いくらなんでも「くそ」はあるまい、これは「海からくん」と読むのだということに気づいた。このことで思ったが、カタカナの「ン」と「ソ」は1文字だけでは殆ど判別がつかない。たいがいは前後の文字の並びで判断しているように思われる。私の場合「海から」と「くそ」は熟知語であるが「海からくん」というのは一度も目にしたことがないので、「クン」は「くそ」に見えてしまったのであろう。 この垂れ幕の左端には「フワ」、右端には「プリ」という文字があるが、前者は「つワ」ともよめるし、後者は「ぷそ」とも「ぷん」とも読める。2022年10月10日の日記でも取り上げたが、漢字・カタカナ表記では、漢字の偏などがカタカナと同じ文字に見えたり、漢字と判別しにくい文字などもあったり(例えば「カ」と「力(ちから)」、「ロ」と「口(くち)」、「ニ」と「二(に)」)、カタカナ同士で似ている文字があったり(例えば「ソ」と「ン」)して、漢字・平仮名表記に比べると読みづらいような印象がある。 なおGoogleレンズでは、写真の中の、「海からクン」はちゃんと読み取れるが、「フワ」や「プリ」は文字としては認識できないようである。 |
【連載】チコちゃんに叱られる!「彫刻はなぜ裸?」「ゴルフボールのくぼみ」 昨日に続いて、7月21日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
まず2.の「彫刻はなぜ裸?」については、放送では「人間の裸が一番美しいものだと思っていたから」が正解であると説明された。 宮下規久朗さん(神戸大学大学院)は、
なお、終わりのところでは、宮下さんが熱く語りたい彫刻が2つ紹介された。
ここからは私の感想・考察になるが、そう言えば、海外旅行先で裸の彫刻を見かけたことは一度も無かった。いっぽう、日本の街中では確かに裸像が多い。また、岡山大学構内においても、教育学部東館南に5体ほどの裸像(おそらく美術教室の作品)が屋外にあるほか、本部棟、社会文化科学総合研究棟の入口ホールに裸体像が設置されていたと記憶している。このほか、一般教育棟東にはかつてヴィーナス像があったが、2013年6月28日の記事が示すように、環境整備工事の際に重機で破壊され、斬殺死体状態と化してしまった。 裸像が芸術にあたるのか、それとも性的描写として展示を制限する対象と見なすのかについては、絶対的な基準は存在しないように思う。生理学的に言えば、裸像を見せた時に眼窩前頭皮質(内側部)が活性化していればその人は芸術的に感動していると言えるかもしれない。いっぽう、単に性的に興奮している人もいるし、さらには、芸術的に感動しつつ性的にも興奮している人たちもいるに違いない。但しそれは人それぞれで異なるため、客観的な基準で区別することは難しい。 そもそも、裸の露出、特に性器を露出させることはそれ自体は悪いことでも何でも無い。もしそれが普遍的に悪いということになると、犬も猫もみなわいせつ物陳列罪で逮捕されてしまう。要するに人間社会で共同生活をしていくためには、性的興奮をもたらすような刺激にはある程度制限を設けることが必要であるということだ。でないと、街中には性的に興奮した人たちが多数うろつくことになり、性犯罪が多発するほか、勉学や仕事への集中・努力を妨げる恐れが出てくる。ということで、いくら芸術の自由、表現の自由を尊重せよと言っても、不特定多数が行き交う街中での裸体像設置については、やはり慎重な対応が必要であろうとは思われる。 なお、モノクロの裸像を着彩アプリで勝手に着色すると、よりリアルに見えることがある。こちらほか、参照。但し、よりリアルに見えることが芸術性を高めることになるかどうかは何とも言えない。 最後の4.のゴルフボールのくぼみにの謎ついては、私自身はゴルフには全く関わりがないため、あまり興味が持てなかった。 正解は「より上により前に飛びやすくするため。」とのことで、要するに、飛行機の羽根と同じような原理で揚力を高める効果があること、くぼみによって乱気流が発生しボールを後ろに引っ張る力が減ること、などが役に立っているようであった。 |