Copyright(C)長谷川芳典 |
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10月8日(日)は路線バス・路面電車の運賃無料DAYとなっていた。だいぶ涼しくなってきたので、岡山駅前から渋川方面への直行バスに乗って海を見に行こうとしたが、予定した13時発は渋川行きではなく、宇野どまりであったため、乗車せずに結局引き返していつもどおりの半田山植物園ウォーキングに切り替えた。 帰宅後に調べたところ、私がたまたま見つけた時刻表はダイヤモンド瀬戸内マリンホテルのファイルの中に収納されていた夏場のPDFファイル【画像上】←ホテルの公式サイトからリンクされているかどうかは不明】が検索エンジンで直リンクされていたものと思われる。バス停にあった時刻表は画像下の通りであり、渋川までの直行便は朝と夕方のみしか運行されていないことが確認できた。 そう言えば2021年11月28日の日記で一度、無料Dayで行かれそうな場所を探したことがあり、その際渋川方面については、 ●次に、南方面はどうかと思い、渋川海岸へのバスを調べてみたところ、両備バスで何とか日帰りできそうなことが分かった。但し土日の便は少なく、海岸到着後5時間程度ぶらぶら過ごすことになりそう。 とちゃんと書いていたことを思いだした。今回たまたま見つけた時刻表では1時間に2本も直行便が出ているが、この季節、誰もいない海を見るためにそんなに大勢の人たちがこの路線バスに乗るとは考えにくい。このことに気づくべきであった。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「超ド級」「ウンチの色」 昨日に続いて、10月6日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
まず2.の「超ド級」は、「世界一の海軍力を誇っていたイギリス海軍の戦艦ドレッドノートの『ド』」であると説明された。新しく作られた『ドレッドノート』は「恐れるものはなし」を意味しており、従来の戦艦の倍以上の主砲を装備するなど圧倒的な戦闘能力を備えていた。従来の戦艦は主砲を4門ほどであったが、ドレッドノートは10門も装備していた。また主砲を一斉射撃することで命中率が格段に上がった。各国は同じような戦艦を一斉に造り始めて「ドレッドノート」と呼ぶようになり日本ではドをとり「弩級戦艦」と呼んだ。その後ドレッドノートの誕生から4年後により大型の『オライオン』が誕生し『スーパードレッドノート』と呼ばれた。日本ではこれを「超弩級」戦艦と表現し、『金剛』が作られた。この戦艦は25年あとの太平洋戦争まで使われた。大正時代以降には「超弩級」は本来の意味から転じて、人やモノに対し「圧倒的にすごい」という意味で使われるようになった。放送では、「超ド級イセエビ公開」や「超ド級の東京改造」の新聞記事や「台湾に超ド級高額マンション」のネット記事が紹介された。なお、同じ「ド」を使った「どアホ」「ど根性」などの言葉は超ド級のドとは違い、強調するための「ど」。江戸時代に使われ出したと補足説明された。 ここからは私の感想・考察になるが、「超ド級」が戦艦の戦力レベルを分類する言葉であることは以前から知っていた。「ド級」以外にも、「○○級」という表現はいろいろと使われているようである。但しウィキペディアには、 最初の超弩級戦艦とされるのは、1906年に進水したイギリス海軍のオライオン級戦艦である。この艦の起工後にマスメディアに情報が漏れてしまい、ドレッドノートよりも大型(13.5インチ/34.3 cm)の砲を搭載していたことから、報道機関がSuper Dreadnoughtsと表現したことに端を発する。と説明されており、正式な軍事用語ではないようだ。 いまの時代では戦艦は主要な戦力とは言えないし、また戦争を連想させる表現を日常場面で「圧倒的にすごい」という意味に使うことには私としては抵抗がある。もはや死語としてしまっても構わないのではないかという気もする。日常会話で使われることがあるとしたら、放送で補足説明されたような強調表現の「ど」からの連想であろう。上掲以外にも「どエライやつ」、「ど真ん中」、「どつぼにはまる」、「どスケベ」、...というように「ど」をつけた強調表現は各種あることからみて、「ド級」の意味もそこから般化し、さらに「ド級」よりもっとスゴいという意味で「超ド級」と表現することは、本来の意味を知らない人に対しても比較的伝わりやすかったのだろう。 最後の3.のウンチの色については、放送では「血液の赤が回り回ってあの色になるから」が正解であると説明された。消化器専門医の川本徹さんによれば、役目を終えた赤血球は、以下のプロセスにより、赤→黄色→ブラウンと変化する。
ここからは私の感想・考察になるが、私は単純にウンチの色は胆汁の色であると思っていた。ネットで検索したところ、
●胆汁(たんじゅう)は、肝臓で生成される黄褐色でアルカリ性の液体である。 となっていて、この時の色はおそらくビリルビンを含んだ状態を意味しているように思われる。なおリンク先では、胆汁は、
破壊された赤血球から遊離したヘモグロビンのタンパク質部分から切り離されたヘムが、肝臓の細胞で代謝され黄色のビリルビンに変化する。ビリルビンは肝臓でグルクロン酸抱合を受けて水溶性が高められて胆汁色素として胆汁とともに分泌される。ビリルビンの大半は腸内で腸内細菌によりウロビリノーゲンに還元され、その一部が体内に再度吸収される。ウロビリノーゲンは抗酸化作用を有し、これが体内で酸化を受けると黄色のウロビリンに変化する。通常の尿の黄色はウロビリンによるものである。これらの循環は腸肝ウロビリノーゲンサイクルと呼ばれている。一方、腸内に残ったウロビリノーゲンは腸内細菌によりステルコビリノーゲンに還元される。ステルコビリノーゲンが酸化を受けると茶色のステルコビリンに変化する。ステルコビリンは大便とともに排泄され、大便が茶色になる要因となる。というように説明されており、ウンチばかりでなくオシッコの色についても言及されていた。 なお、こちらのサイトにはウンチの色とその原因、ウンチの色に影響を及ぼす薬剤の一覧があった。 ヘモグロビンを持たない昆虫では糞はどういう色をしているのだろうか。Bingに尋ねたところ、 昆虫の糞の色は、種類によって異なります。例えば、ハツカネズミの糞は茶色で、大きさは米粒ほど小さく、両端がとがっています1。また、トコジラミの糞は赤茶色や黒色で、シミのように家具の裏や隙間に点在することがあります1。ただし、虫の種類によっては糞の色が変わることもあるため、一概に言えません。という回答をいただいた。なぜか昆虫ではないハツカネズミに言及されていたが、これは出典がほ乳類の糞を含めて解説されていたことによる誤謬と思われる。リンク先の虫の糞を用いた染色という文献では、さまざまな色を引き出す染色が検討されていた。 |