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9月13日(金)の日没時、西の空に面白い形の雲が見えた。そのうちの1つは象さんが鼻を伸ばして座っているように見えた。象さんの後ろには龍の姿も見える?
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【連載】チコちゃんに叱られる! パン屋さんで トングをカチカチさせてしまうのは脳のガス抜きという胡散臭い説明 9月13日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
トングをカチカチさせてしまう理由について、放送では「脳のガス抜きがしたいから」が正解であると説明された。世田谷区のパン屋さんに協力してもらい、店内でカチカチさせる人を定点カメラで撮影したところ、いくつかのカチカチのパターンが観察され、中には2個しか買っていない約3分間に420回もカチカチさせている人もいた。 以前「番組の新人ディレクターの不安を解消法を教えていただいた」堀田秀吾さん(明治大学)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。 なお堀田秀吾さんは6月7日初回放送の「韻を踏むと気持ちいいのはなぜ?」にも登場されている。
なお、パン選びの際にトングをカチカチさせない2名にインタビューすると、迷わないで買ってしまうという回答があった。いっぽう激しくカチカチさせていた人は、日頃から迷うことが多いという。 補足説明として、トングのカチカチに変わる方法として「おでこをゆっくりトントン叩く」が紹介された。これは、アメリカのマウントサイナイ・セント・ルークス病院の研究グループが検証したもので、トングが無くてもリラックスができる効果的な方法であるという。 ここからは私の感想・考察になるが、まず上掲の『ドゥードリング(doodling)』についてはウィキペディアには該当項目が存在せず、ドゥードゥルアートについて簡単な紹介がある程度であった。トングのカチカチを含めて専門的にドゥードリングと呼ばれているのかどうかは確認できなかった。 それはそれとして、何かの作業に集中している時に一見意味の無さそうな単純反応が繰り返される現象は、経験的には知られている。例えば将棋の対局中に、扇子の音をパチパチさせる棋士があり、相手からのクレームで対局が中断されたという話まである。このほか正座した状態で上半身を前後に揺らす行動、藤井聡太・七冠の消しゴム回しなども知られている。但し、脳のガス抜きのためなのか、高速の思考活動を調子づけるためなのかは定かでは無い。 ではパン屋さんでトングをカチカチさせるのは本当にガス抜きなのか? これについてはまだまだ証拠不十分であり、現時点で自信ありげに決めつけるような「解説」は「胡散臭い説明」と言わざるを得ないように思う。 その一番の理由は、店内でたかが3個から5個程度のパンを選ぶだけで「考え事をしすぎて脳の情報処理が追いつかず、思考が固まりオーバーヒート状態に」なるのかという疑問である。また放送の映像にも出てきたが、トングをカチカチさせる人は、パンを選ぶ前からすでに一定頻度でカチカチを始めており、決してオーバーヒートになってからガス抜きを始めたわけではない。日頃他のことで迷いやすい人はカチカチするいっぽう、決断の速い人はカチカチしないというのも、わずか3名のインタビューだけでは証拠にはなっていない。 ということで、解説者の説明を科学的に実証するのであれば、
次回に続く。 |