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岡大生協設立前から営業していた理髪店が4月30日をもって閉店した【6月19日の日記参照】。その後はずっと閉鎖されたままになっていたが(写真上)、9月28日のウォーキング時には改装工事が始まっており、近日中に何らかの新店舗が開業される見込みであることが分かった。 私個人としてはQBハウスを招請してもらいたいところだが、大学の福利厚生施設として妥当かどうかは分からない。共済会時代にあった古書店を復活させるという案も浮かぶが、電子書籍化が進む中、古本の売買で採算がとれるかどうかも疑問。 なお、共済会時代の施設や資料についてはこちら参照。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「左手生活で天才化」の落としどころ/サウナが気持ちいい理由 昨日に続いて、9月27日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
まず3.の「天才化計画」は、左手生活3週目に入った。左手で描いたチコちゃんの絵はスタート前に左手で描いた絵と比較すると明らかに上達していた。いっぽう、もずくそうめんを左手で食べる作業については、トレーニング箸を使うことで何とか食べることができた。来週いよいよ結果発表であるという。 この企画については、「左手を使うことで右脳が活性化され天才になれる」という偏った理論を無批判に受け入れ、右脳訓練ビジネスに手を貸すつもりなのか」という観点から批判的に注視しているところであるが、進捗状況からみるとどうやら、1カ月程度の訓練ではそもそも利き手の右手と同じくらいまで左手を動かすことは難しいように思われた。となると落としどころとしては、 ●今回の実験では、期間が短すぎたため、天才化の成果を示すような証拠は得られなかった。 といった結論になりそうな気がする。 いずれにせよ、この企画は、たった一人の協力者が1カ月の訓練をしたというだけの実験であり、心理学で常識とされているような「実験的方法による検証(例えば実験群と対照群の比較とか、単一事例法とか)」の手続を踏んでいるとは言えない。また、さらに何を物差しにして「天才化」を測るのかも不明。 最後の4.の「なぜサウナは気持ちいい?」については、放送では、「リラックスと興奮が同時に押し寄せる奇跡の2分間があるから」が正解であると説明された。加藤容崇さん(日本サウナ学会、医師)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
ここからは私の感想・考察になるが、私が初めてサウナを利用したのは学部生・大学院生の頃であった。当時、下宿していた京都市北区の一帯では、複数の銭湯が無料でサウナを併設しており、わざわざ自転車に乗って好みの銭湯まで出かけていったものだ。特に好みだったのは紫野温泉、船岡温泉で、50年経った今でも営業しているようだ。 岡山ではレスパール藤ヶ鳴に通っていた。ここはサウナとは別に塩サウナもあってお気に入りであったが、コロナ禍を理由に休止。コロナ禍を口実にできなくなった現在も「現在本館大浴場は営業は浴槽の修繕及びメンテナンスにより暫く休止とさせて頂いております。令和6年3月より本館の会議室、イベントホールを団体様含め会議利用としてオープン予定です。(予約制) 大浴場の再開に関しては現時点では未定でございます。」というメッセージが表示されたままになっている。 私自身は、サウナは我慢ギリギリまで入り(1回目は15分程度、2回目以降は10分程度)、比較的冷たい水風呂に我慢ギリギリまで入り、そのあと普通のお湯で体を温め、水風呂に入ってから再びサウナに入るというサイクルを3回程度繰り返すようにしてきた。もっとも歳をとったことで万が一の危険を避ける必要も出てきたため、最近は時間や回数を少な目にするよう配慮している。 余談だが、「なぜサウナは気持ちいい?」という話題は行動分析学の「好子」「嫌子」の授業でも何度か言及したことがあった。サウナの高温も水風呂の低温も、それぞれ個別に見れば「嫌子」そのものである。にもかかわらずサウナに通う行動が強化されているのは、まさに今回の解説の通りであって、「サウナ→水風呂→休憩」という事象全体が好子になっているからに他ならない。要するに、個々の刺激や反応のレベルでの随伴性ではなく、「サウナに行く」という行動と、温度差という結果を巨視的に捉えないとうまく説明できないということだ。 |