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10月12日(土)の夕刻はよく晴れ、双眼鏡で紫金山・アトラス彗星を眺めることができた。じっさいの見え方は写真左上のような感じ。ヘール・ボップ彗星ほどの明るさには達していなかった。 10月13日はさらに条件がよくなりそう。晴れてくれるとよいのだが。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 歌の『サビ』の語源、足を回すと字が書けない 昨日に続いて、10月11日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
まず、『サビ』の語源であるが、放送では「音楽業界 最大のミステリー」、つまり、確かな語源は分かっていないと説明された。 日本語の語源に詳しい飯間浩明さん(国語辞典編纂者)&ナレーション、および研究者2名【言語学を研究している芝垣亮介さん(椙山女学園大学)、ポピュラー音楽を研究している川本聡胤さん(フェリス女学院大学)】を交えた討論による説明は以下の通り【要約・改変あり】。なお飯間浩明さんは、前週の「なんで数えるときに「正」の字を書くの?」でも解説を担当しておられた。前週同様、今回の『サビ』についてもX(旧ツイッター、10月11日付け)にポストしておられた。
ここからは私の感想・考察。といっても、音楽、特に歌謡曲には全く縁が無い私にはそもそも『サビ』がどういう意味なのかさえ知らなかった。 放送では『東京ラプソディー』(1936年)が日本初のサビだとされていたが、校歌とか応援歌なども最後の部分が盛り上がるように作られていると思う。例えば早稲田大学校歌『都の西北』(1907年)の「わせだ、わせだ」を繰り返す部分はサビに似ているように思う。外国の国歌でも最後のところで国名を連呼する場合がある(ドイツの歌のDeutschlandなど)。これらもルーツは同じではないだろうか。もっともそのことと「サビ」の語源は別問題。 「演歌などの聴(キ)かせどころの部分。」をサビと呼ぶのであれば、これはさび声とも一致するし、わさびが効いた料理とも一致する。カラオケの普及により、聴くだけでなく自分で歌う人が増えるなかで、どの部分がうまく歌えたのかを話題にする機会が増えて「もっとわさびを効かすように歌ったらどうか」といった使われ方をしたのかもしれない。 3番目の体にまつわる面白い現象コーナーでは、利き足を時計回りに回しながら「6」の字を書こうとしても同時にできないという現象が紹介された。私もさっそく試してみたが、「6」を書くことに集中すると、足の動きが逆周りになったりしてうまく回らないことが確認できた。 坂井建雄さん(順天堂大学)によれば、右手や右足を動かすときは左脳、左手・左足を動かすときは右脳が使われる。手と足が逆の動きをしているので脳が混乱しうまく書けなくなるということであった。但し何度も練習すると体が徐々に覚えてできるようになる。 浅野ゆう子さんから「トレーニングすることでどういう利点があるのか?」という質問が出されたのに対してチコちゃんは「そりゃもう、人に自慢ができるから」と答えていたが、もう少し実用的な価値があるかもしれない。例えば、
次回に続く。 |