Copyright(C)長谷川芳典 |
※クリックで全体表示。 |
10月24日の日記に備前富士の真上に出現した謎の影の写真を掲載したところであるが、10月25日の日没時には今度は同じくらいの大きさの明るい逆台形が出現した。日没の方位よりは左側(南側)に離れていた。 それにしてもこのところ、日没から宵の時間帯は雲が多い。美しい夕焼け空が見られるのは結構なことだが、そのせいで紫金山・アトラス彗星は10月12日から18日までの7日間で5回見えたものの(10月13日は肉眼でも見えた)、その後はずっと雲に覆われたままで地球から遠ざかってしまった。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「万博の由来」「バレボールの由来」 10月25日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
まず1.のバレーボールの起源については、放送では「ヴィクトリア女王の夫がロンドンを世界の中心にしたかったからが正解であると説明された。万博について研究している橋爪紳也さん(大阪公立大学)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
放送ではさらに、来年開催に向けて準備が進んでいる2025大阪万博の工事の様子が紹介された。また万博の目玉となる『空飛ぶクルマ』の離発着場や『未来型人間洗濯機』も紹介された。ちなみに『人間洗濯機』は1970年の大阪万博でも出品されていた。ボタン1つでお湯が張られ超音波で全身洗浄するという全自動システムであった。しかし、当時紹介された新製品の中で人間洗濯機だけは実用化されなかったという。出品を計画している浴室用品メーカー社長が登場し、意気込みを語った。 ここからは私の感想・考察になるが、1970年大阪万博の時は私は高校3年であった。受験勉強ということもあったが、もともと人混みは嫌いということもあり、特に見に行きたいとは思わなかった。今回もあまり行きたいとは思わないが、孫たちと一緒に訪れることはあるかもしれない。 最後に紹介された『人間洗濯機』というのは、名称だけが同じと言うことであれば、京都・洛北の紫野温泉にも設置されていて、下宿から自転車で通ったことがあった。現在では「浅風呂、電気風呂、露天風呂、スクリュー風呂、ミルキー風呂、全身マッサージ風呂、サウナ、水風呂」となっていて『人間洗濯機』の名称は見当たらないが『スクリュー風呂』と呼ばれているものがこれに相当しているのではないかと思われる。 ま、会場に大勢の人が集まれば集まるほど、個人が何かを体験できる機会は少なくなり、また体験可能であっても順番待ちで長蛇の列に並ぶようになる。会場に行って『空飛ぶクルマ』に乗れるとは到底思えないし、大勢の前で裸になって『人間洗濯機』を体験したいとも思えない。今やネットを通じて仮想体験ができる時代であり、わざわざ生身の人間を一か所に集めて大勢の人たちの背中越しにやっとこさ展示物を眺めるというような面倒なことをする必要はないようにも思う。 次の2.のバレーボールの由来については、放送では「バスケが激しかったから」が正解であると説明された。バレーボールの歴史に詳しい高橋宏文さん(東京学芸大学)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
ここからは私の感想・考察になるが、バレーボールの一種『ビーチバレー』の由来については7月12日の放送ですでに取り上げられていたが、元祖のバレーボールの由来についてはまだ紹介されていなかった。 バスケットボールより優しいスポーツとして考案されたというのはその通りかと思うが、おそらくその元型としては、テニス、卓球、バトミントンなどがあったのではないかと推察される。もっともどれが一番古いのか時系列的に並べてみないとなんとも言えない。子どもの遊びの羽根突きなどはもっと古くからあったはずだ。平安貴族の『蹴鞠』などはさらに古い。 7月15日の日記でも言及したように、バレーボールのルールは1964年東京五輪以降にもルールが変更されており、私にはよく分からないところがある。 次回に続く。 |