じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【小さな話題】『少年寅次郎』/「さくら」の発音は頭高型か平板型か? 4月8日の日記で3月下旬から4月上旬に観た(or視聴を始めた)ドラマ7本を挙げたが、その後、もう1本、2019年10月19日から11月16日まで初回放送された、 ●少年寅次郎 の再放送の視聴を開始した。 『男はつらいよ』の映画は時たま民放で全作品を毎週放送していることもあり、私自身も何度か視聴しているが、家族関係については深く考えたことがなかった。 2001年10月8日には、第一作から得た知識として、
●さくらは寅次郎とは「腹違いの妹」であったことを人生70年にして初めて知った。 などと記していた。記憶が消失していたのは情けないことだが、あまり関心が無かったと言うこともできる。 なお映画『男はつらいよ』の人物相関図によれば、
いっぽう今回のドラマでは、車平造の妻の名前は光子、その長男の名前は昭一郎となっていた。さらに車平造と車竜造の父として車正吉も登場していた。 このドラマは(私からみて)登場人物が多く、失顔症傾向のある私にとっては、第1話は、顔と名前を覚えるのに苦労した。
というような展開であったが、何度か繰り返して視聴することでようやく人物関係が把握できた。 放送の中で多少違和感があったのは、子どもたちが川べりで遊ぶシーン。柴又近くの川と言えば間違いなく江戸川だが、放送ではもっと川幅が狭くしかも遠方に山が写っていた。じっさいネットでロケ地を検索すると、柴又や江戸川河川敷とは別の場所で撮影されていたことが分かった。 余談だが、さくらの名前が桜が咲いていた季節に生まれたことに由来しているというシーンがあった。このことで以前から疑問に思っているのは、「サクラ」のイントネーションである。少なくとも東京弁では、植物の名前の「サクラ」と、人の名前の「サクラ」はイントネーションが異なっている。念のためCopilotに尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。 「サクラ」のイントネーションは、植物名としての「桜」と人名としての「さくら」で異なることが多いです。一般的に、植物の「桜」は **「さ▼くら」**(頭高型)で発音されることが多く、人名の「さくら」は **「さ→く→ら→」**(平板型)で発音されることが多いようです。 おや?上記の回答は、私のイントネーションとは逆になっていた。そこで、「私は東京生まれ・東京育ちですが、植物の桜は平板型、人名は頭高型で発音していました。これは特殊でしょうか?」と尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。 とても興味深いですね!東京式アクセントでは、一般的に植物の「桜」は **頭高型(さ▼くら)**、人名の「さくら」は **平板型(さ→く→ら→)** で発音されることが多いですが、近年は **アクセントの平板化** が進んでいるため、植物の「桜」を **平板型** で発音する人も増えているようです。 ついでながら、新幹線の「さくら」の発音についても尋ねたみた【2014年9月15日の日記参照】。回答は以下の通り。 新幹線の「さくら」は、一般的に **「さ▼くら」**(頭高型)で発音されることが多いようです。これは、植物の「桜」と同じイントネーションですね。 |