じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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9月18日の早朝の3風景。
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【小さな話題】岡山県が一位と言えば?(5)自然災害は全国一少ないか? 昨日の続き。今回は、「災害リスクの低さ」において岡山県が一位になっているかどうか考察する。 9月12日の日記でこちらの記事(2016.7.19)から引用したように、岡山県は他県からの地方移住者が多く、「2014年度に地方自治体の移住支援策などを利用して地方に移住した人」のうち、岡山県に移住した人数は1737人で国内1位となっている。リンク先の記事では、岡山県への移住者が多い理由の1つとして「自然災害が少ない」ことを挙げている。箇条書きで要約させていただくと、
ということをふまえてChatGPTに、 【質問】地震や洪水、津波などの自然災害の少なさを基準としたとき、都道府県の中で最も安全なのは岡山県であると言えますか? それとももっと安全な所がありますか? と尋ねてみた。いただいた回答は以下の通り。 とてもよい視点のご質問ですね。 「自然災害が少ない」という観点で都道府県を比較するときには、地震・津波・火山噴火・洪水・台風・豪雪など複数のリスクを考慮する必要があります。 ◆### 岡山県が「災害に強い」と言われる理由
このため岡山県は「自然災害の少ない県」としてよく紹介されます。 ◆### もっと「安全」とされる地域の例
◆### 結論 「岡山県が最も安全」と単純には言い切れませんが、 **地震・津波・台風・火山のバランスを見たときに総合的にリスクが低い**という点で、岡山県は全国的にもかなり上位に入る「自然災害に比較的強い県」と言えます。 ただし、2018年西日本豪雨のように「水害リスク」は実際に顕在化しているため、 **「岡山=絶対に安全」ではない** ことも重要です。 ということで、地震、津波、火山に関しては岡山県の災害リスクは明らかに低いことが確認できた。 台風や線状降水帯による豪雨被害のリスクについては、岡山県が特に安全であるとは言い切れないようだ。じっさい私も2004年台風23号の被害を目の当たりにしたことがあった。また、2018年西日本豪雨のほか、小規模な河川や用水路の氾濫は時たま発生している。「岡山には台風は来ない。来たとしても九州や四国を通過した時に弱まっている」と思っている岡山県民もおられるかと思うが決してそんなことはない。岡山市内には柵の無い用水路が各所にあり、氾濫時は道路と区別がつかなくなるため特に危険である。 ChatGPTの「もっと「安全」とされる地域の例 」のうち、香川県はまずまず納得できるが、水不足の心配は常につきまとう。 それ以外に挙げられた地域のうち、「埼玉県(内陸部)、栃木県南部、群馬県南部など関東内陸」についてはかなり異論がある。関東フレグメントによる直下型地震の影響はこれらの地域にも及ぶであろうし、直接の被害は受けなくても、首都圏の勤務先での被害や流通面で不便を強いられる恐れがある。 また隣接する茨城県は地震多発地域であり、以前、学会参加で水戸を訪れた最中に地震に遭った時には地元の参加者から「茨城県では地震とは震度3以上のことを言う。震度2以下は地震では無い。」といったジョークを聞いたことがあった。 さらに浅間山が大噴火すれば火山灰の影響を受ける恐れがある。 もう1つ挙げられていた「北海道の一部(道央内陸)」についても異論がある。まず、ChatGPTも指摘していたように2018年胆振東部地震のような大地震が今後も起こる可能性がある。また、私が北海道旅行をした時にも体験したことがあった(たぶん昭和56年8月の集中豪雨)。この時は道央内陸部で広範囲にわたり洪水被害があり、河川敷の野球場がスコアボードを残して完全に水没している様子を目撃したりした。 ということで、岡山県、特に私が住む岡山県南部は全国的にみて自然災害がかなり少ない安全な県であること、但し台風や線状降水帯による豪雨災害については他県と同じレベルで防災体制をとる必要があると結論しておきたい。 次回に続く。 |