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玄関先に正月用の松の盆栽を置くため、これまで飾っておいたマユハケオモト1鉢を撤収。11月26日の時点ですでに咲き揃っており1か月以上咲き続けていた。このまま花をつけておくと何本かは種ができるが、すでに3鉢あってこれ以上増やしても場所塞ぎになるだけなので花茎を切り取って花瓶に挿した。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「濡衣」「善玉と悪玉」「2024年に参考になった話題と胡散臭い解説Top5」 12月27日(金)に初回放送された表記の番組について、昨日に続いての感想・考察。本日は、
ということもあって、3.と4.については簡略に述べることにする。 まず『濡れ衣』の由来については、放送では「春姫が濡れた服を着せられたから」が正解であると説明された。放送では『濡れ衣』の語源になったとされる『濡れ衣塚』(福岡市博多区千代3丁目)を川口俊二さん(古跡濡衣保存会会長)が案内し、さらに春姫が継母の嫌がらせを受けて身に覚えのない盗みの疑いをかけられ父親によって殺されたという奈良時代の悲話が『チコっとミュージカル』として演じられた。なお、濡れ衣が「濡れた服」であるのは、盗んだと疑われた腹が漁師の釣り衣で濡れていたためであるという。ストーリーについてはこちらに紹介されている。 『チコっとミュージカル』の内容は分かりやすいものであったが、身に覚えの無い悪評をたてられてり、無実なのに罰せられたというような話はありがちな出来事であり、なぜ春姫の悲話だけが冤罪の代名詞として使われ続けているのかはよく分からなかった。 なお、ルーツでなるほど慣用句辞典では語源として3つが挙げられている。チコちゃんで紹介されたのは諸説のうちの1つを挙げただけかもしれない。
4.の「善玉」「悪玉」については、放送では「江戸時代の漫画のキャラクター」が正解であると説明された。江戸の文学を研究している関原彩さん(学習院大学)によると、善玉・悪玉の「玉」は「魂」という意味であり、良い人を「善玉」、悪い人を「悪玉」と呼ぶようになったきっかけは、江戸時代の人気漫画『心学早染草』であったという。 現在しばしば耳にする腸内の『善玉菌』、『悪玉菌』という呼称は光岡知足さん(東京大学名誉教授)によって名づけられたという。 腸内細菌の『善玉』『悪玉』は光岡先生の命名によるということは分かったが、コレステロールの『善玉』、『悪玉』は、いつ誰によって命名されたのだろうか? しかし、Copilotに尋ねたところでは、 コレステロールの『善玉』と『悪玉』の概念は、一般的に医学や健康分野で広く使われていますが、特定の人物による命名は確認できませんでした。これらの用語は、コレステロールの種類(LDLとHDL)に基づいて、健康に対する影響を比喩的に表現したものと考えられます。さらに「腸内細菌とコレステロール以外にも『善玉』『悪玉』と区別されているものはありますか?」と尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。 はい、他にも『善玉』と『悪玉』に区別されるものがあります。以下にいくつかの例を挙げます。それにしてもAIが瞬時に回答を出してくれるとは、世の中、便利になったものだ。但し回答の信憑性についてはそのつどチェックする必要がありそう。 医療用語(一般向けの解説用語)としては「良性」、「悪性」という言葉もよく耳にするが、なぜこれらと区別して「善玉」、「悪玉」が使われるようになったのだろうか。あくまで私の勝手な推測だが、
最後の『ひだまりの縁側で…』では、まず『2024年 重大チコニュース』として、
ということで年内の放送は無事に終了。ここで2024年において最も参考になった話題Top5と、最も胡散臭い解説Top5を挙げてしめくくりとさせていただく。なお、なぜ参考になったのか、どこが胡散臭いのか、についてはリンク先を参照していただきたい。 まず最も参考になった話題Top5は以下の通り。
続いて最も胡散臭い解説Top5は以下の通り。胡散臭い解説はこれ以外にもたくさんあった。エンターテイメント番組であるといっても、公共放送であること、青少年への影響が大きいことをふまえ、科学的根拠に乏しいトンデモ説の拡散は止めてもらいたいものだ。
なお、上記1.の「書き順占い」についてはNHKの窓口宛てにクレームを送ったがその後何の音沙汰もなく、完全に黙殺されてしまった。 |