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じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 旅行から戻って津山線沿い&半田山植物園のウォーキングを再開したところ、旅行前に線路脇に資材が置かれていた枕木交換工事がほぼ終わっていることに気づいた。
 興味深いのは地上子(ちじょうし)と呼ばれる装置を取り付けるためのコンクリート枕木だけがまだ線路脇に残っていたことだ。別の日にもう一度一部のレールを外して交換するものと思われるが、なぜ他の枕木と一緒に一度で工事できないのかが謎である。

2025年10月31日(金)




【連載】チコちゃんに叱られる! ETCは何の略?/オーストラリアのETAとETASの違い

 昨日に続いて、10月24日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。
  1. 虫の鳴き声が心地よく聞こえるのはなぜ?
  2. 【正解が出たことによる罰ゲーム】ETCは何の略?
  3. クリームシチューはなんでできた?
  4. なぜ庭をつくる?
 本日は、このうちの2.について、さらに、放送内容とは全く関係ないが、1文字違いの「ETA」について考察する。

 さて2.「ETCは何の略」という罰ゲームのクイズであるが、正解は、「Electronic Toll Collection System(電子料金収受システム(英語: エレクトロニック・トール・コレクション・システム)であった。

 このETCについてはウィキペディアのリンク先にいくつか興味深い記事があった。
  1. ETCは5.8 GHz帯のアクティブ方式DSRC(狭域通信)による無線通信を利用して行車両の料金収受を行うシステムである。このDSRCを用いる方式は、ETC2.0でも踏襲されている。
  2. 世界各国でも同様の料金収受システムが構築されている。ただし、課金システムや料金所の構造は様々である。
  3. ETCの一般利用開始に伴い、2001年(平成13年)に国土交通省が主催した「ETC愛称コンテスト」により「イーテック」という愛称が付与されたが、ほとんど浸透しなかった。
  4. ETCレーンでの不正通行は、以下のように3分類される。うち、強行突破が9割程度を占める。
    • 車種格下げ強要:自動車検査証に基づく料金車種区分で、普通車から中型車のように、車載器を載せ替え前より料金の高い車種区分の車に載せ換えたにもかかわらず、車載器の再セットアップを行わず不正に料金所を通行する
    • 料金所の強行突破
    • 車載器未搭載:車載器を搭載していないにもかかわらず、搭載していると虚偽の申告をして、ETC割引を受ける


 上記の3.で「ETC愛称コンテスト」により「イーテック」という愛称が付与されたが、ほとんど浸透しなかった。 」とあったが、確かに、「Toll Collection」を「テック」と読ませるのは無理がある。いっそのこと、「E-To-Co」から「エエとこ」と読ませれば定着したのではないかと思う。【も「えぇトコ」という番組名はあるようだが。】




 ここからは放送内容と全く関係のない「ETA」の話。
 先日のオーストラリア南西部への旅行の前には、ETCではなくETA(Electronic Travel Authority)を申請した。オーストラリアへの渡航は4回目であったが、今回はすべてオンラインで行った。いちばん手間取ったのは「カメラ付きのモバイル端末で、あなたの写真を撮影」という作業であり、何度撮影をやり直しても「この写真はpoorだ」と判定され、完了まで1時間半もかかってしまった。写真撮影がうまく行かなかったのはおそらく、スマホカメラのレンズに視線を向けていなかったためかと思われる。

 なおETAはETASと呼ばれることもある。ChatGPTに違いを説明してもらったところ、以下のような回答をいただいた。


とても良い質問です。
オーストラリアの「ETA」と「ETAS」は、実際にはほぼ同じ制度を指していますが、**使われる文脈や呼び方の違い**があります。以下で整理します👇
  1. ETA(Electronic Travel Authority)
    **正式名称:Electronic Travel Authority(電子渡航許可)**
    • オーストラリア政府が発行する「電子ビザ」の一種。
    • 観光・商用目的の短期滞在(3か月以内)に利用できます。
    • 日本など特定の国籍の人が対象。
    • 申請は公式アプリ「AustralianETA」から行うのが現在の標準です。

    👉 **つまり、「ETA」が本来の制度そのものの名称**です。
  2. ETAS(Electronic Travel Authority System)
    **正式名称:Electronic Travel Authority System(電子渡航認可システム)**
    • ETAを発行・管理する**システム**(仕組み)の名前。
    • 航空会社や旅行代理店などがこのシステム経由でETAを申請・照会できるようになっています。
    • 日本の旅行会社の案内などでは、ETAと区別せず「ETAS」と呼ぶ場合があります。

    👉 **つまり、「ETAS」はETAを処理するためのシステムの名称**であり、
    日常的には「ETA=ETAS」として扱われています。
  3. ### ✅ まとめ
    | 呼称 | 正式名称 | 意味・用途 | 現在の一般 的な使われ方 |
    | -------- | ---------------------------------- | -------------- | -------------------- |
    | **ETA** | Electronic Travel Authority | 渡航許可そのもの(電子ビザ) | 正式名称・政府公式表記 |
    | **ETAS** | Electronic Travel Authority System | ETAを処理するシステム | 日本ではETAと同義で使われることが多い |
  4. ### 💡補足
    オーストラリア政府の公式サイト([immi.homeaffairs.gov.au](https://immi.homeaffairs.gov.au))では、「ETAS」という表現はほとんど使われず、すべて**「ETA」**で統一されています。
    そのため、**申請の際は「ETA(電子渡航許可)」という言葉を使うのが正確**です。



 次回に続く。