じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

9月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

[今日の写真] 9/4の日記で「シュレック2」の映画のことを取り上げた。その後すぐに注文しておいた原作の『みにくいシュレック』(ウィリアム・スタイグ作、おがわえつこ訳、セーラー出版)が手元に届いた(写真右側)。本体価格は1500円。写真左側は、先日のアンデス旅行の帰りに、ロスの空港売店で買った「シュレック2」の絵本。税別で8.99ドル。
原作絵本を購入してまず驚いたのは、映画のシュレックの姿が原作の絵にかなり似ているということ。このほかロバもちゃんと出てきた。ストーリーのほうはかなり違うし、また、「変身」することも決してない。原作は原作なりに面白いと思うのだが、いったい何を言いたかったのだろう。ネットで検索したところ、こちらや、こちらに書評があった。


9月17日(金)

【ちょっと思ったこと】

プロ野球スト決行

 プロ野球選手会が18、19日のストライキを決定したという。最近はプロ野球中継は全く観ていないし、チームの順位すら知らない。そういう門外漢かつ一言居士的な立場から素朴な疑問をいくつか述べてみる。

 まず、ストに否定的な見解を2つほど。

 第一に、私がよく分からないのは、選手会は労働組合にあたるかどうかということ。選手個々人が球団と個別に契約しているので、一般企業で言えば個人事業主のような扱いになるのではないかと思ってみたりする。

 もっとも、個人事業主として完全に権利が認められるならば、毎年度、どの球団とも自由に契約が結べる状態になければならない。ドラフトやトレードはその権利を制約しているようにも思える。

 第二に、選手会が法律上認められた労働組合であったとしても、球団統合は経営事項であるので団体交渉事項の対象にはならない。UFJの社員が東京三菱との合併に反対しても、ストで阻止できないのと同様である。

 いっぽう、ストに肯定的、というか、ストに踏み切らざるを得なかった選手会の姿勢への賛意を1つ。

 選手会が「我々としては『セ』6、『パ』5の計11球団は本来の形ではない、いびつな形だと思い、せめて新規参入を促すよう交渉してきた」というのはきわめて妥当な主張であると思う。

 日記読み日記でも取り上げたことがあるが、いくら交流試合を増やしたとしても、奇数球団で1リーグというのは極めておかしい。野球の試合というのは2チームで対戦するものであるからして、5球団構成では、4球団が2試合をしている最中、もう1球団はどこかで遊んでいなければならない。ピッチャーのローテーションが不公平になることは目に見えている。10球団1リーグ制ならまだ話はわかるが、11球団2リーグというのは、どうみても非現実的だ。

 このほか、全く別の疑問として、「最大限努力」がなぜ交渉のネックになったのかがよく分からない。そもそも合意事項としてこういう言葉にどれだけの拘束力があるのだろうか。「最大限努力」と言ったって、球団側が「最大限に努力しましたがダメでした」と主張、選手会が「ちっとも努力していないじゃないか」と主張すれば、水掛け論に終わってしまう。努力の有無を審判が判断するなら別だけれど。

 ま、いろいろ好き勝手なことを述べてきたが、私はどっちにしてもプロ野球中継は観ないし、球場に足を運ぶつもりも無い。私がプロ野球に関心を持つのは唯一、阪神タイガースが首位を独走し、2位以下を10ゲーム以上引き離している時に限られるのだ。次はいったい何年後?