じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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2008年版・岡山大学構内の紅葉(1)イチョウ並木の小さな秋

 9月3日の岡山は最高気温が30.9度の真夏日、最低気温は25.7度の熱帯夜となったが、そんな残暑の中でも一部の樹木の紅葉・黄葉が始まっている。写真は薬学部近くのイチョウ並木。この並木の南の端のほうには、岡山大学七不思議の1つ「落ちないイチョウ」(2005年12月10日や、2006年12月8日の写真参照)がある。同じ並木の中でも黄葉開始に2〜3カ月のズレがあるのは興味深い。


9月3日(水)

【思ったこと】
_80903(水)[電脳]ミニノートパソコン全盛時代の予感

 先月のお盆明けに台湾メーカーのミニノートパソコンを注文したのだが、いまだに納品が無い。再度問い合わせたが、時期は未定であるという。9月中旬に学会出張に持っていこうと思っていたのだが、間に合うかどうか微妙な状況になってきた。

 最近のネットニュースをザッと見ていると、どうやら、日本メーカーが参入に慎重になっていて極端な品不足になっているという背景があるようだ。また、大学生協やそれ以外の業者さんも、利益が少ないことを嫌がっているせいか、販売にはきわめて消極的になっている。最新の生協のカタログやネット販売サイトを見ても、ノートパソコンとして掲載されているのは、おおむね12インチから15インチクラス、10万円〜20万円台となっている。

 14インチや15インチの大液晶パソコンまで「モバイルパソコン」と呼ぶ場合があるようだが、これはどうかと思う。そんな大きくて重い物をカバンに入れて持ち運んでいたら肩がこってしまう。自転車の篭に入れても重いことに変わりはない。

 いっぽう、「ミニノートパソコン」とか「ウルトラモバイルパソコン」と呼ばれているノートパソコンは、おおむね、ディスプレイの大きさが10インチ以下、重さ1kg以下のものを呼んでいるようである。これならば持ち運び可能。これこそ真のモバイルと言うべきであろう。

 こちらの案内にあるように、私の大学では、今年に入ってから学内各所で無線LANが使えるようになった。そのいっぽう、e-Learningのインフラも拡充している。このことによって、従来にも増してノートパソコンを持ち歩く学生が増えてくると思うのだが、14インチや15インチをいちいち持ち運んでいたら大変な労力であるし、荷物が増える分、置き忘れや盗難の危険性も高まるように思う。それと、本体だけで10万〜20万という価格は、学生にとっては高すぎる。

 ミニノートの弱点は、液晶ディスプレイが小さすぎて文字や画像が見えにくいこと、DVDドライブが内蔵されていないことなどにあると思うが、たいがいのミニノートは、外部ディスプレイ接続端子がついており、必要があれば、それにつないで20インチ以上の外付けディスプレイで眺めることができる。外付けDVDドライブについても同様である。パソコン本体とは別々に買っておいたほうが、万が一の故障の時にも、必要な部分だけ買い換えればよいので安上がりとなる。

 日本メーカーが製造に慎重であり続けたとしても、また大学生協が扱いに消極的であったとしても、2〜3年後にはミニノート全盛時代が到来するのではないかという予感がしている。