じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 時計台前の八重桜(ヤエザクラ、写真上)と鬱金桜(ウコンザクラ、写真下)。鬱金桜に似た品種に、「御衣黄」や「須磨浦普賢象」があるが、ネットで調べた情報を総合すると、やはり鬱金桜の特徴に一番ピッタリしているようだ。昨年の写真が2012年4月22日の日記にあり。

 残念ながら、年々、株が弱ってきており、枝の一部は朽ちて、2005年の写真と比べると1/3の高さになってしまった。



2013年04月14日(日)

【思ったこと】
130414(日)映画「オズ はじまりの戦い」

 「3D オズ はじまりの戦い(吹替版) 」を観てきた。3D映画としては、以下の日記に観賞記録があり、 今回が5作品目ということになる。

 最近では映画鑑賞はもっぱらテレビかレンタルとなっていて、3Dでなければわざわざ映画館まで足を運ぶことは無くなってしまった。今回は、2年ぶりということになる。

 ということで、ストーリーよりは、美しい3D映像を体験したいというのが主たる目的であったが、その点では、まあまあ、期待通りであった。もっとも、3Dとは言っても、あらゆる風景が立体的に見えるわけではない。たいがいは、遠くの山、近くの木々、その中を動く人や動物、というようにいくつかのパーツに分けて、立体視の原理を応用しているという仕掛けには変わりがなく、自然風景やキャラなどはどうしても似てしまうという欠点があるようだ。今回の映像も、なんとなく、「カールじいさん」や「アバター」と似ているところがあった。

 ストーリーのほうもまあまあであり、原作の前日譚としてのつじつまも合っているように思えた。しいて言えば、南の魔女グリンダが良い魔女であるという根拠があまりにも単純であった点、ま、もともと子ども向けの映画なので、顔がそっくりだからという理由だけでも十分なのかもしれないが。また、3Dの技術を駆使するのであれば、陶器の国の人たちが復活して動きまわるようなシーンとか、広大なケシ畑をもっとリアルに描くといった工夫もあってよかったのではないかと思う。魔法は使えないが、魔法を超える一世一代のマジックを実演した、という展開は大いに評価できる。

 3D映画を観るのは2年ぶりであると書いたが、そう言えば、昨年の今ごろは、両眼複視でそれどころではなかったのだ。歳をとるにつれて体力が衰え、山登りや辺境旅行がしだいに困難になってくるが、私の場合、眼の老化も考慮しなければならない。複視や乱視、あるいは視力そのものが低下してしまったら、3Dどころではないからである。そういう意味では、良い作品があれば、眼の機能が衰えないうちに、しっかり観ておこうとは思う。