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8月18日(日)は、いつもの半田山植物園ウォーキングに代えて、運動公園で行われていた中国高校総体(第76回中国高等学校陸上競技対校選手権大会 兼 秩父宮賜杯第76回全国高等学校陸上競技対校選手権大会中国地区予選会)を観に行った。6月16日に続いて2回目。観覧席は意外と空いていて、トラック種目のゴール前の最下段の席に座ることができた。公式戦として以下の各種目を観戦したのは人生70年にして初めてであり、良き「じぶん更新」となった。
※スタジアム内は原則撮影禁止のため、写真は撮っていない。
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【連載】チコちゃんに叱られる!「電子レンジの仕組み」「サービスエリアの駐車場が斜めである理由」 昨日に続いて、6月16日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
まず2.の電子レンジの仕組みであるが、放送では「水の分子がおしくらまんじゅうをしているから」が正解とされた。もっともこのネタはよく知られており、この日記でも、
3.のサービスエリア(SA)の駐車場の疑問は、言われてみれば確かに謎である。このことに自力で気づいた人はスゴいと思う。 もっともSAを利用した時のことを思い出してみると、まず考えられる理由は、本線出口方面への誘導効果(逆走を防ぐ)にあるのではないかと思われる。たいがいの駐車場は2台分が縦列に駐められるようになっているが、前の方のスペースは普通はバックで、後ろのほうのスペースはそのまま前のほうから入り、出る時にバックする(←たまに前の車が居なくなっていてバックせずに出られることもある)。いずれの場合も、駐車スペースが斜めになっていれば、すんなりと本線出口方向に進める。 もう1つ考えられる理由は、より多くの車を駐めさせるため。斜めであれば駐車スペースの間の通路を狭くすることができるので(斜めにバックするので道路の幅より長い後退幅をとることができる)、そのぶんたくさんの駐車スペースが作れるはずだ。 さらに「長方形を斜めに押しつぶして平行四辺形にすると、高さが減ったぶん全体の面積も減る」という可能性もある。もっとも車が必要とする面積を確保するためには、車の幅を確保する必要があるので、駐車スペースが斜めになればなるほど、横幅を広げる必要はあるかもしれない。 余談だが、私の住んでいるマンションでは、駐輪場の一部が1階のベランダの下に設置されている。ところがベランダの奥行きが狭いため、ベランダに直角に駐めていくと後輪部分が雨に濡れてしまう。なので、後輪部分がすっぽりベランダの下におさまるように斜めに駐めれば濡れなくて済むようになるはずだ。私自身はこれを実践しているのだが、中には、直角に駐めたほうがよりたくさんの自転車を収納できると考えて、斜めに駐めた自転車を並び替える人もいる。数学的に考えれば、斜めに駐めたことで無駄となるスペースは平行四辺形の斜辺の両端だけで合計2平米程度。収納容量に余裕があるならば、この程度の無駄は問題にならないと思う。 さて放送のほうでは、正解は「逆走を防ぐため」とされた。 放送によれば、日本初のSAは1963年、名神高速道路(栗東IC〜尼崎IC〜尼崎)の開通と同時に造られた。日本初は大津SAであるが、当時の写真はすでに斜めになっていた。但しその理由は、敷地が狭いためであって、敷地が広いSAではまっすぐな駐車場も造られていたという。上にも言及したが、斜めにすればハンドル切り返しの操作が少なくて済み、通路を狭くすることができる。じっさい、滋賀県・菩提寺PA(上り線)では、まっすぐの駐車場の時には161台分しか駐められなかったものが、斜めに改装したことで190台駐められるようになったという。 その後、斜めの駐車場は逆走事故の防止に役立つことが分かってきた。まっすぐな駐車場た多かった2002年と、斜めの駐車場が増加した2018年を比較してみると、SAやPAでの逆走事故の割合は27%から6%に減少していることが分かる。 最近はさらに「車を駐める時はバック、出発する時は前進」という後退駐車方式への改装が進んでいるという。理由は出発時にバックすると前進で出発するよりも事故が起こりやすいため。私もできる限り後退駐車するように心がけている。 放送では、オススメのSA、PAとして羽生PAと刈谷PA(いずれも上り)が紹介された。 ということで、「SAの駐車場はなぜ斜めか?」という疑問に対しては、「当初はより多くの車を駐めさせるため、後に、逆走防止効果があることが分かったため」とするのが正解であると理解した。 |