【小さな話題】2023年6月の「じぶん更新」を点検する
月単位で「じぶん更新」状況を点検する、という今年からの新企画。
まず、日々の生活の持続の指標の1つであるウォーキングの歩数は、総歩数227567歩、1日あたり平均で7586歩となり、目安としている1日平均7000歩以上を上回った。前月5月は移動日を含めると31日間のうち18日間は岡山以外の場所で生活という異例の月になったのに対して、6月は後楽園のハナショウブ見物と日帰りで赤穂御崎温泉まで出かけた以外は、もっぱら半田山植物園、岡大構内、運動公園、旭川土手など、自宅から半径2km以内のウォーキングで過ごす隠居人っぽい生活となった。
新たに経験したこと、新たに知ったこと、といった意味での「じぶん更新」は以下の通り。
- ブラタモリ「京都・東寺」「京都・山科」
京都には長年暮らしていたことがあったが、まだまだ知らない見所があることが分かった。次回訪れることがあれば、御土居の跡、西寺址、羅生門址、山科の車石や山科本願寺跡などを巡ってみたいと思う。
- 藤子・F・不二雄SF短編ドラマと星新一と藤子不二雄A
人はみな、子ども時代に『ドラえもん』の道具で夢を膨らませるが、大人になってから『笑ゥせぇるすまん』を視てその道具が「ドーン!!!!」の罠であったことに気づく。
- 前閉じパンツ
ありえへん「昭和世代vs令和世代」でも取り上げられていたが、男性下着は、白色ブリーフからトランクス、ボクサーパンツへと変わっていったようだが、そもそも私は下着にもファッションにも全く興味がないため、そうした流行変遷があることを全く知らなかった。今頃になって、前開きの白いパンツが売られていないことで戸惑っている。
- ブラタモリ「大阪の成り立ち」「梅田ダンジョン」
今月は、京都編、屋久島・種子島編、大阪編というようにブラタモリをほぼ毎週視聴した。大阪の町名が両側町であること、梅田地下街になぜ段差が多いのか、なぜ迷路のような複雑な地下道になっているのかがよく分かった。
- 走り高跳び、棒高跳び|中距離競走
人生70年にして初めて、棒高跳びなどの公式戦を観戦した。また3日目には女子800mに出場したドルーリー選手の活躍を間近に観戦することができた。
- 1ピクセル反転パズル
最近見かけたパズルの中では秀逸であった。そこから派生した、
(|+|)8=(|+|)×8
というパズルのヒントが、じつはNHK朝ドラ『らんまん』の主題歌にあるというのが興味深い。
- 『治験』の残酷さ
患者さんたちを実験群(新薬投与群)と統制群(対照群、プラセボ群)に分けて有効性を確認するという方法では、統制群に割り当てられた人たちは治療から見放され、症状が悪化したり早期に死亡したりすることが結果的に新薬の有効性の証拠になるというのだから恐ろしいことだ。最新の統計学の方法を使えば、こうした非人道的な検証手段は廃止できるように思うのだが。いずれにせよ新薬の有効性は、「万能薬」としての有効性ではなく、患者の遺伝子型などタイプ別に分類した上で「特定のタイプであれば有効、それ以外でのタイプでは無効」というような、きめ細かいレベルでの有効性の検証に切り替えていく必要がある。
ということで、月単位では早くも1年の半分が終わってしまった。このぶんではあっという間に80歳代、そして特段の病気にかからなければ90歳代に突入しそうな速さである。やり残したことはいくらでもあるが、最近は、すべてをやり遂げようとは全く思っていない。達成の度合いが僅かであっても、「やり残している」と思われる課題に取り組んでいるという実感さえ得られればそれでよいと思っている。
ま、そうは言っても、海外まで出かけられるのはせいぜい75歳まで、日常生活に支障の無い動作ができるのはせいぜい85歳までと想定するのが妥当なところかと思う。健康寿命の延伸だけはしっかり取り組んで行きたいとは思う。
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