Copyright(C)長谷川芳典 |
※クリックで全体表示。
|
10月2日の夜明け前はよく晴れていて、南西の空に冬の星座が見えていた。また月の近くには木星、東の空の高いところには金星が異様なほどに明るく輝いていた。このほか、写真には写っていないが、東の空の低いところにはうっすらと水星も見えていた。 写真上は金星。写真下は木星と月齢17.3の月。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「歩いているときにアイデア」とデフォルトモードネットワークと宮沢賢治 昨日に続いて、9月29日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。今回は
さて、「歩いている時にアイデア」の疑問であるが、放送ではまず、
さてそれはそれとして、放送では「あらゆる記憶が結びつくから」が正解であると説明された。枝川義邦さん(早稲田大学)によれば、
ここからは私の感想・考察になるが、いろいろな知識を詰め込むだけでは良いアイデアが生まれないことは経験的にも実感できる。時折、煩瑣な日常空間から逃れて、大自然の中でボーッとする機会を織り込むことで、全体として質の高い知的生産活動を生み出すことができる可能性はあると思う。 もっとも、いろいろと考えを巡らしている時よりもボーッとしている時のほうが、「ふっと思いついた」ことが強く印象づけられるので、主観的にそう思っているだけかもしれない。また知識の蓄積の無い一般人が単にボーッとしていても、何も生まれてこないかもしれない。忘れていたことを突然思い出す程度の体験はあるかもしれないが、それは断片的な記憶の復活であって、革新的なアイデアの創出ではない。 あと、今回の話題では「歩いている時」という条件がつけられていたが、私が視聴した限りでは、
余談だが、宮沢賢治関連の番組などで、賢治がうつむき加減に歩き回っているような写真が紹介されることがあるが、2016年4月10日の日記に記したように、あの写真はベートーヴェンのマネをしているところであり、このことは弟の宮沢清六さんが語ったエピソードとして証拠づけられているらしい。賢治がじっさいにベートーヴェンのように散歩をしていたかどうかはよく分からない。団扇太鼓を叩いて歩き回っていたという目撃はあるらしいが。 次回に続く。 |