じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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岡山では2月6日以降3日連続で最低気温がマイナス4℃以下になるなど厳しい寒さが続いているが、この寒さにもめげず、半田山植物園・西の谷花壇ではチューリップの芽が次々と顔を出している。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「ヒーローとは何か?」/英雄と英雌/ヘルクレス座 2月7日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
『ヒーロー』の語源については、放送では「ヒーローは半分神様」が正解であると説明された。世界中の文化の違いを研究している東ゆみこさん(国際ファッション専門職大学)&ナレーションによる解説は以下の通りであったが、そのまえに東さんご所属の『国際ファッション専門職大学』という大学名は初耳だったのでウィキペディアで調べたところ、2017年に改正された学校教育法により導入された最初の専門職大学のひとつであるという。『専門職大学』というのは、 大学のうち、「深く専門の学芸を教授研究し、専門性が求められる職業を担うための実践的かつ応用的な能力を展開させることを目的とするもの」をいう。したがって、実習や実験等を重視した即戦力となりうる人材の育成を目指す目的で設置される。一方で「大学」とあるとおり、専門学校(専修学校)とは異なり、一条校である大学の一種として開設される。新しい制度の大学が設置されるのは、1964年の短期大学制度導入以来となる。学位を得るのに必要な単位のうち実習が占める割合を3割から4割と定めており、これらの実習は企業などの現場で行われる。また、教員の4割以上を実務家が務める。と説明されていた。2017年の学校教育法改正によりいろいろな専門職大学が開設されているようだが、私自身は2018年春に定年退職しているため、その呼称も経緯も耳にしたことが無かった。 ということで元の話題に戻るが、解説は以下の通り【要約・改変あり】。
余談だが、「雌雄を決す」という言葉も「動物の世界では雄が強く、雌が弱いという考えから出た言葉。【出典:史記】」であると言われており、勝者が「雄」、敗者が「雌」というように決せられるという発想であれば男女差別につながるような気もする。 なお、ネットでざっと検索したところ、女性のヒーローとしては、卑弥呼、クレオパトラ、マリー・アントワネット、ジャンヌ・ダルク、マザー・テレサ、ヘレン・ケラーなどの名前が挙がっていた。 次に、ヒーローが「苦難を乗り越えて勝利する」というストーリーについては、 ●『100分de名著』:キャンベル“千の顔をもつ英雄” で考察したことがあった。リンク先に記したように、キャンベルは、 世界中の神話には、「出立→イニシエーション→帰還」という共通構造が見出される。という特徴を指摘している。 こうした「英雄伝説」は有名なヒーローばかりではなく、私たち一人一人の中にも存在する。2月5日の日記にもリンクさせていただいたが、YouTubeの年金生活者へのインタビュー動画: などに登場されている方々はみんなヒーロー。最近はこれらの動画の視聴にすっかりハマってしまった。 もう1つ、放送で取り上げられたヘラクレスは、星座では『ヘルクレス座』として知られている。といっても、中学・高校時代に天文の部活動をしていた私ではあるが、ヘルクレス座がいつどのあたりに見られる星座なのかはサッパリ分からないし、人生70+α年、おそらくじっさい見たことは一度も無かった【星座のある方向を見たことはあってもそれがヘルクレス座の星であることには気づかなかった】のではないかと思う。リンク先によれば、ヘルクレス座は、全天で5番目に大きい星座であり、夏の夜空ではベガとアルクトゥールスの間にあるが、最も明るいβ星でも2.77等級であるというから、街中では見えにくいようだ。ヘラクレス関連の星座の中には、しし座のようなよく知られた星座もあるのに、神話では有名なヘラクレスがなぜこのような地味な星座になってしまったのかはよく分からない。もっとも、ゼウスやヘラが星座になっていないことからみて、ギリシャ神話での重要度と星座の命名基準は必ずしも一致しないようだ【但し、ジュピターはゼウスのこと。こちらの対応表参照】。 次回に続く。 |