じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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【インドネシアその39】トイレマーク、猿と女性の合体像
バリ島のミンピ リゾート ムンジャンガンというリゾート施設で見かけたトイレマークと、猿の石像。Googleレンズによる解説は以下の通り。

この画像は、バリ島で見られる文化的な要素を組み合わせたものです。?
  • 上部の画像は、バリ島のトイレの入り口にある男女を示すマークで、特にキンタマーニ高原のレストランなどで見られます。男性器、女性器を模した特徴的なデザインが施されています。
  • 下部の画像は、バリ島のウブドにあるモンキーフォレストにいる猿の石像です。ここは、多くの猿が生息する自然保護区であり、観光名所としても知られています。 これらの要素は、バリ島の文化や自然、観光スポットを象徴するものです。

 下の石像はチベット仏教の歓喜仏(合体仏)と同じような宗教的な意味があるのかと思ったが(但しヒンズー教)、どうやらバリ島の文化的要素を反映した芸術作品のようである。


2025年08月16日(土)



【連載】あしたが変わるトリセツショー「軽度難聴・突発性難聴」(5)突発性難聴対策、耳石由来のめまい

 昨日に続いて、2025年7月10日に初回放送された、NHK『あしたが変わるトリセツショー

改訂版・耳のトリセツ「軽度難聴・突発性難聴」

についてのメモと感想。

 放送では続いて、最近懸念されている『イヤホン・ヘッドホン難聴』が取り上げられた。イヤホン等を通じて大きな音に長時間触れることが原因。大きな音に慣れてしまうと気づかぬうちに過剰な音量になることもある。
 その対策としては、
  1. ノイズキャンセリング機能を活用
    →周りの雑音を抑えることで音量を大きくしなくても聞こえる環境を確保する・
  2. 音量を意識する
    →機械で設定可能な最大音量の60%以下を目安に設定する
  3. 有毛細胞を休ませる。
    →有毛細胞は休ませることで元気になる。1時間おきに10分を目安に静かな環境を確保する。できるだけ音が無い状態でたくさんの血液、栄養が入ってくることが非常に重要。

 ここでいったん私の感想・考察を述べる。私自身は音楽の趣味が無いため、普段、イヤホン・ヘッドホンを使うことは全くない。しかし、海外旅行先の空港で乗り継ぎを待つ時間、あるいは検査のため短期入院するような場合、時間つぶしにスマホでYouTube動画などを視聴することはあり、その際はイヤホンを使用している。もっともスマホのUSB端子が1つしかないため、イヤホンを繋いでいると充電ができなくなるため、大きな音に晒されることは無いように思う。妻から貰った(←買い換えで要らなくなった)ワイヤレスホンもあるにはあるのだが、こちらはワイヤレスホン本体の充電が必要である上、妻が買い換えただけの事情があって時々音が出なくなったりして使い勝手が悪い。ま、どっちにしても私自身がイヤホン・ヘッドホンを使う時間は年間合計で10〜20時間程度でありあまり気にしなくて良さそうだ。
 元の話題に戻るが、難聴の原因は大きな音だけではない。ストレス、疲労、睡眠不足、食生活、喫煙、遺伝的要因なども関与しているという。

 また、聴力検査では問題が無いものの、騒音の中などでは特に聞き取りが困難になる『聞き取り困難症(Lid/APD)』というのがある。こちらの原因は耳ではなく脳での言葉の処理の問題。

難聴の治療に関しては以下のように解説された【要約・改変あり】。
  1. 慢性的な蝸牛の障害の場合は根本的な治療法はないが、急に聴力が落ちた場合には治療できる可能性もある。但し急性の場合は時間との勝負になるので、気づいたらすぐ病院へ。
  2. 突発性難聴は日本では年間7万人が発症し、さらに近年増加傾向にある。
  3. 突発性難聴の特徴は以下の通り。
    • 2017年発表の論文によれば3419人の患者の年齢別比較では突発性難聴の患者数が多いのは40歳代〜60歳代となっていた。

       なお、発行年は2014年で異なっていたが、同じタイトルの別の論文:

      Idiopathic sudden sensorineural hearing loss in Japan.

      図2を参照したところ、男女合計で10万人あたりの患者数が多いのは、60歳代、50歳代、70歳代、40歳代の順で、それぞれ93人、87人、85人、69人となっていた。70歳代もかなり多いように見えた。
    • 突発性難聴は前兆なしに突然起こる。「聞こえない・聞こえにくい」に加えて「音が響く・こもる」、「耳鳴り」、「めまい」などの症状が伴うこともある。
    • 神崎晶さん(東京医療センター)によれば突発性難聴の原因はいまだに不明。昔から内耳のウイルス感染や血流障害が原因として疑われているが、診断上は突然起こる未解明の難聴をまとめて『突発性難聴』と呼んでいる。
    • 突発性難聴の時は有毛細胞の機能も一時的に止まっているが、血流がすぐに戻って細胞がまた働き始める患者さんもいる。
    • すぐに病院で受診して早く治療することで傷んでいる細胞が早く立ち直る可能性がある。
    • 発症して2週間いないに治療しないとなかなかよくならない。治療を開始しても、
      • 完全に治る人 1/3
      • ちょっと治る人 1/3
      • 治らない人 1/3
      という予後になるという。
 要するに、命に関わらないという思い込みから放置されがちであるが、症状が1つでも出たら一刻も早く病院で受診することが重要ということだろう。

 ちなみに、8月12日の日記にも書いたように、私自身は過去2回、『突発性難聴』という診断を受けたことがあるが、現時点では完全に治っており、最近は起床時のめまいも起こらず、起床直前に腹筋運動をしたりしている。リンク先にも書いたが、私の場合の特徴はめまい・吐き気のみであり耳鳴りは全く無かった。病院ではステロイド系の薬が処方されたが、どうやら私の場合、耳石由来の可能性が高いことが分かってきた。起床時にめまい・吐き気が生じた時は、まず自分はいま船に乗っているんだと言い聞かせ、そのあと仰向けの状態で頭を傾けることで解消する。と言っても10年前に何度か軽いめまいが起床時に生じたあとは、殆ど起こらなくなったので耳石を元に戻すための体操はやっていない。【とはいえ、めまいが生じた時は、少なくとも初回は病院で精密検査を受けるべきで素人判断は禁物かと思う。

 次回に続く。