じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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2012年版・岡山大学構内でお花見(49)朝日を浴びるキョウチクトウ。

 一般教育棟構内のキョウチクトウの花。キョウチクトウは花期が長いが、そのあいだでも花をたくさんつける時期と花の少ない時期が交代していく。なお、写真中央やや左には月齢17.7の月が見えている。

 ※岡山大学構内の花だよりのアルバム(追記更新型)を下半期上半期に分けて公開中です。下半期分は随時追加していきますので、時たま覗いていただければ光栄です。

8月5日(日)

【思ったこと】
_c0805(日)TEDで学ぶ心理学(2)Sheena Iyengar: The art of choosing.選択の科学(1)選択はどこまで重要か?

 8月2日の続き。連載2回目からは、アイエンガー先生のプレゼン2本を取り上げたいと思う。
  1. Sheena Iyengar: The art of choosing.(2010年7月)
  2. Sheena Iyengar: How to make choosing easier.(2011年11月)


 シーナ・アイエンガーと言えば、昨年11月から12月に行われたNHKのコロンビア白熱教室の講義でお馴染みである。また、私の手元には、

The Art of Choosing.

の御著書もある。上掲の2つのプレゼンは、NHKの講義や御著書とほぼ同じネタが使われているが、TEDの趣旨に則ってきわめてコンパクトに分かりやすくまとめられており、『The Art of Choosing.』の本を読もうという方も、まずはTEDのプレゼンで概略を掴むことをオススメしたい。

 シーナ・アイエンガーは全盲の研究者として知られている。上掲のプレゼンの1.では、手元の点字原稿をなぞりながらスピーチされていた。晴眼者と違って、手元のメモなどに目を移す必要が無いため、ずっと聴衆のほうを向いて喋ることができ、かえって流暢であるように見えた。いっぽう、プレゼン2.のほうは、点字原稿などに頼らず、ステージに立ってマイクを持ったまま喋り続けておられた。

 NHK『コロンビア白熱教室』の講義に関連する話題は、少し前に、以下のように考えを述べたことがある。  このほかこちらの紀要論文で、

高齢者のQOLの評価・向上のための行動分析学的アプローチ

という話題を取り上げている。併せてご参照いただければ幸いである。

 次回に続く。